普通 / 口コミ件数 : 42件
価格 : 2,304 円
これはおもしろい! 斬新なスタイル、そして世界観・・・・ こんなゲームを日本のゲーム会社が作れるとは正直思ってなかった。ただ、確かにすごくマニアックなので、受け付けない人は受け付けないのだと思います。もしかして、元々海外ユーザーを想定してつくっているのではないかと・・ 主人公の住む部屋から外をのぞくと、となりのマンションの窓が見え、そこでもちょっとしたストーリーが進行していたり、細かなつくりもいいです。過去にさかのぼるときは、古い映画館でフィルム映画を観ているような画面のかすれの演出などを配し、確立した世界観、細かなディティールにセンスを感じました。 難易度もほどほどだし、謎解きもおもしろく、クリーチャーが今までより一段と恐ろしいものになっていました。禍禍しさが増しています。 また、操作も非常にシンプルで、説明書がなくても大丈夫です。 また、何よりこのゲームの企画者の「やりたいこと」の明確さがとても良く表現されていると思います。新しく、そしてシンプルな悪夢の世界。PS2になってから保守的になってきたゲーム制作の場で、よくこの企画を具現化してくれた!とKONAMIさんのファンにもなりました。 恐怖演出、マンションの扉の覗き穴、壊れた壁の向こうから見える隣の部屋、など、日常で感じられる恐怖をさらに倍増してくれるストーリー展開は、1冊の小説を読むように引き込まれました。 これがあまりすきじゃない人は、本当にシリーズ1からの「サイレントヒル」が好きなんでしょう。 しかし、これを1本の、全く別物のホラーゲームとしてみたらどうでしょうか?私は今作が、他のホラーゲームとは1線を隠す、1つの到達点であるとさえ思いました。 作品のシリーズものとしてではなく、ぜひ、1本の新作ホラーエンターテインメントゲームとしてやってみてください。
私もSHはすべてやりました。実は、4は最初に期待していた感じと違うなと思いしばらく止めていました。気を取り直して再びやり始めたら結構面白いじゃありませんか。SHとタイトルされているのでついつい今までの作品と比べてしまいますが、世界観が同じだけど別物と思った方がよさそうです。部屋の窓から後で訪ねていくことになる部屋の住人の姿が窺えるのが面白いです。
何度でも復活する等で不評なゴーストですが、公式攻略本によると『ラスボスの儀式の為に生贄にされた怨念が救済を求めて異次元を彷徨っている』という設定があるそうで見直しました。 でも、確かに1ステージ目に登場する女の人がゴースト化する描写があるのですが、普通にプレーしていたら気づかない設定ですよね。 このゲームにはこういう説明不足な設定が多く、ストーリーを追うにも断片化された情報をプレーヤー側が組み上げる作業が必須(死体に記された番号や赤い紙など)なので、その辺りの理解が薄いとなかなか緊張感が湧いてきません。ゴルフクラブ、マンションの賃貸などに見られる様に、対象年齢を高く設定しているだけかもしれませんけど。 その他の悪い点 1、『ライト無し』『ラジオ無し』『視点から主人公の姿が丸見え』『ステージの使い回し』で、探索している様な臨場感が薄い。 2、純粋なゲーム性。錆びた斧の攻撃モーション中が無敵なのを利用すれば他に武器が要らないというのは…。 3、ストーリーを追うのに、文章を読むなどの労力を使う。分かりにくい。 4、主人公に穴に潜り込んで探索する動機が、従来のサイレントヒルシリーズ(子供を救う、死んだ妻を救出)に比べて薄く、途中でだれる。 個人的にはステージクリア後も自室のベッドで目が覚めるという描写が、密室と探索を同時に実現させているのが良かったです。 この様なアイデア、キャラ造詣、デモのクオリティなどは秀逸なんですけどね…。もう少し一般受けを狙っても良かったのではないかと思います。
単純なストーリーやあらすじだけで考えると、つまらないと考える人が多いかもしれません。 単純に、「怖い」「怖くない」や、「グロイ」「グロくない」という尺度で考えてしまうとこのゲームはさほどのものではありません。 また、何も情報がない状態でプレーすると多少イライラするところもあるとは思います。 しかしながら、現実と非現実が交錯し、そのどちらにも因果関係があり、十分に考えさせられる内容になっていると思います。 それらの表現がイライラさを凌駕していると僕は考えています。 連続殺人事件からここまで世界を発展させたことには、圧巻です。 好みが分かれやすい作品だとは思いますが、こんなにすばらしい作品は(僕にとっては)あまりありません。
今までのシリーズでもどんな所だろうと探索するのが好きで、今回の人様の部屋を覗いたり、お邪魔したりで、同じ間取りでも住んでいる人が違うと面白いとお家拝見気分でした。 ステージの繰り返しとのこともありますが、二回目の時にはさらにそこの住人の内側を濃く反映したような変化があり、そこも見所でした。 自室だけのTHE ROOMで無く、いろんな人物たちのTHE ROOMであると思いました。 主人公の部屋があまりにシンプルで殺伐としていて、侵食されるくらいが丁度良いかと。(人から貰った写真や旅行先の綺麗な風景ばかりで無難に飾っても、何気にお坊さんみたい) ストーリーは、主人公が教団の関係者ではないことで前に進むのに動機が弱いかなとも最初は思いましたが、シリーズも続いたなら別の視点(巻き込まれてしまう第三者)からの物語もサイレントヒルを形作っているのを感じました。 女の人は放置しまくって(エンディングのことを知らなかった)、えらく可哀想なことをしてしまい…、あまりに惨たらしい姿に時々悪霊だとビビリました。 でも痛々しくて、ぶつかったり殴ってしまったり、放置して敵にたこ殴りにされているのを見ては謝ってしまいました。 作業感はやっぱりありました。 もうちょっとよくその場所を観察したいのに無敵ゴーストに追い回されてむかついたり。 でも、モンスター倒してその場が安全地帯になり、隅々まで見てしまうと、ただの箱庭になってしまうから、夢の中でその場所をすべて把握できないのと同じように、ゴーストで緊迫感が抜けないようにしようとしていたのかなとも思います。 でも単純にゴースト邪魔〜!って時が多かったような、でもやっぱり追いかけ回されるのがかなり焦らされもしたような、微妙な心持です。 でも順番に死に追いやられてゴーストになった人たちは、各々の内にある恐怖や枯渇を死によって赤裸々にされた姿に見えました。 サイレントヒル関係からして第三者である主人公には強い思いは無かったかもしれないけど、この物語の精神的柱はウォルターにあって、あの思いがストーリーを進めるんじゃないかと思います。 その気持ちを読み込めずに(読み込む材料を集めるのが一回目じゃ、いろいろ難しいし…)、ただのサイコだと見ていると、先が気になる衝動でプレイするには弱いのかもしれません。 あれほどの求める気持ちは通常持てないかもしれないし、誰もが意外と内に何かしら火種があるんじゃないかと。 逸しているようで、根本的な情であると思います。 教えられた手段、行為、神秘的な現象は逸したものではありましたが。 あれこれ辛い点はありますが、私は好きです。