良い / 口コミ件数 : 2件
価格 : 1,365 円
日本海軍の軽巡洋艦の目的は、水雷船隊の旗艦になるべく設計されたものである。しかしながら、戦闘の中盤にもなると対空兵装の強化が取りざたされ、この五十鈴のみが防空巡洋艦として改装された艦艇であることに興味を抱き購入する価値が湧いてくる。製作過程における各パーツ類はひじょうに扱いやすくタミヤならではと感じます。同系艦と較べることにより、いっそうその相違が歴然としているもので、こういった艦艇を作れなかった当時の情況が悔やまれます。
このキットですが、5500t級軽巡洋艦の中では、『北上』と並んで数少ない防空巡洋艦に改装された『五十鈴』を表現しています。『北上』は防空巡洋艦に改装された後、更に艦尾を改造し、回天搭載母艦となりましたが、実際は唯の浮き砲台となりました。『北上』はその防空能力の高さ故に生き残りましたが、この『五十鈴』は、戦艦『大和』と同じ日に南方で戦没しております。防空巡洋艦は、この他に高雄級の『摩耶』がありますが、捷一号作戦時に潜水艦の雷撃によって戦没しています。 キットの方ですが、最近の考証からすると間違えが多く、最終時にする為には少々いじらなければなりません。 ・艦橋から前部高角砲座に連なる構造体形状とブルワークの形状ミス ・デリック甲板がリノリューム張りでない ・最後部3連装機銃ブルワークが2つ 搭載艇も大発などにしてあげると良いと思います。