 |
個性豊かな10人のアーティストの競演 ユーミンのカヴァーの面白さ |
とても興味深いアルバムでした。
10人の個性の違うミュージシャンが、ユーミンの楽曲を一つずつ選び、それぞれの個性や持ち味を生かすようなアレンジと歌唱で新たな魅力を提示しています。基本的に編曲はそれぞれのミュージシャンの手によるものでした。
単なるカヴァーという企画ではありません。ユーミンのオリジナル曲に敬意を払いながらも、それぞれの表現方法で再構成していますので、どちらかと言えば、ユーミンの楽曲を使用しながら、各人は自分の持ち歌のような感覚で捉えているのでしょう。
使用された曲とそれを歌った人は掲載されていますので、ここでは省略します。全てが有名なヒット曲ではありませんし、知らないアーティストも混じっていましたが、その選曲からして味わいがでています。
特によかったのは、奥居香の「恋人がサンタクロース」でした。彼女のイメージにピッタリでウキウキします。まるでプリプリの持ち歌のように感じさせるものでした。コード進行も微妙に奥居香風です。もっともそれによって、オリジナルのユーミンのコンポーザーとして魅力が倍加されたようにも感じました。
ゴスペラーズの「A HAPPY NEW YEAR」もオリジナル曲とは雰囲気をかえて、彼らの色に染められています。
椎名林檎の「翳りゆく部屋」、NOKKO の「COBALT HOUR」もいいですね。歌い手の個性がどれだけ強くても、ユーミンの楽曲の色合いは変わらない、という印象もあわせて持ちました。 |
 |