とても良い / 口コミ件数 : 13件
価格 : 1,047 円
最初から一曲ごと、きくたびにしみじみしますし、私は高校生の頃ウエストエンドガールズの曲をきいてペットショップボーイズの虜になった気持ちがまたよみがえり、戻ってきました。懐かしい気持ちにしてくださったこのアルバムに感謝!!
Home&Dryは疲れた部屋に帰ってきて、ガサガサの思い、カラカラだった気持ちが一気に高揚して満たしてくれる気がします。励ましのトラックではないし、哀愁を誘うわけでもない、なんだろう、リセットできるのかな、気持ちが。このタイトルに出会えただけで2002年の最後が素敵な気持ちでいられた気がします。
僕は幼き頃に彼らに出会った。よく聴いた。なぜなら彼らしか知らなかったから。その後、彼らから遠ざかった。否定したこともあった。本当にいろいろ聴いた。自分が好きなものさえわからなくなった。そしてまた戻ってきた。気づいた。本当に大事なものはメロディー、胸踊るメロディー。このアルバムは今までとは違ういわゆる「バンドサウンド」です。なんたってジョニー・マー。イメージや予備知識を一切排除して聴いて欲しい。この音に酔え。そして踊れ。
内容はいいです。文句の付け所も無し。ただこのアルバムを聴いててひとつ感じたことは、ちょうど楽曲的ないしスタンス的にも過渡期にあったビヘイヴィアーの頃とどこか雰囲気が似てるなってことでした。
あの頃はちょうど90年代のダンスシーンが台頭してきて、PSBがそのオピニオンリーダーとしての役割を持ちまわることになってゆく予兆をあらわにしていたけれど、今回同じように何らかの変化があるとすれば彼等はどう変わっていくんだろう。この先のPSBの方向性が気になる一枚でもあります。
彼等のサウンドを一言でいっちまうと=『哀愁系ヨーロピアンハウス』でありましょうか。今回のアルバムは一部にジョニーマーが参加しております。部分的にアルバムの完成度を上げています。でこのアルバムなにがすごいかって、やや『マンネリ打破』っぽくなっていた近年のこのユニット。このアルバムではそれを乗り越えたようです。なぜなら=1)楽曲がよい 2)曲にぴたりとあったアレンジがなされていること3)歌をいかに中心として聞かせるかという課題を余裕でクリアーしているから 4)円熟の領域にもはや突入しておりそのレベルでないと出せない味が出ているから=これはチェーン店のラーメン屋さんでは出せない味だと思われます。余談ですがこのユニットにはいわゆる駄作は存在しません、適度な距離感=ユーザーフレンドリー=をキープしているからなのですが。今回はそれが理想的な形で出ています。 10点中9点