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アンチドーツ(解毒剤)

アンチドーツ(解毒剤)

とても良い / 口コミ件数 : 5


価格 : 1,509 円





クチコミReview一覧
評価の高い順 評価の低い順 書き込み日の新しい順
口コミ件数:5 1
1.  とても良い デモさん 書き込み日: 2008年04月03日

ジャケット以上の衝撃

もともと、効果的なコーラスとツボを押さえたアレンジにより、グルーヴ重視のスタイルとエキセントリックで個性的なボーカルにしては、意外なほどポップな感触がある面白いバンドではあったが、この1stアルバムに至り、そのポップ・センスにさらに磨きがかかったように感じられる。
しかも、彼等のアート志向をうかがわせる、どちらかといえば前衛的ともいえるクールかつ理知的なブラスの大幅な導入と、美しさすら感じさせる鍵盤類による繊細な音使いが、アルバム全体に鮮烈なインパクトを与えるととともに、各曲の輪郭を際立たせた結果として、ポップにビルド・アップしたように感じられるのだから、やはりこのバンドは只者ではない。
一方、無駄なく絶妙の間で鳴らされる有機的なグルーヴには、相変わらず微塵の迷いもなく、むしろ重厚さとしなやかささえ加わっている。
性急で硬質なビートということになれば、どこか味気なさや物足りなさが付き物だったり、何より最近ではそれ自体に食傷気味でもあるのだが、彼等の有機的グルーヴとソリッドかつ幻惑的な眩い音空間、そして全体としてのポップな感触には、他に類を見ない存在感がある。奇妙なジャケットに負けず劣らずユニークで刺激的である。



2.  とても良い moriさん 書き込み日: 2008年04月10日

体ではなく心踊された

ニューレイブを謳うバンドの奏でる音がことごとく自分の好みではなく、さらにこのCDの帯には”踊れるロックの決定版”のキャッチコピーが。素通りしてしまいそうな要因が沢山ある中それでも手を伸ばしたのは、ジャケットやフォトから発せられる異質さに惹かれたからです。そして彼らの音楽世界はそれらのアートワークに似て、何となく違和感を感じる不思議で刺激的なものでした。確かにノリは良いのですが、やや無機質で冷たい質感の音色も相まって、あまり享楽的な印象を受けません。明るいのか暗いのかどっちつかずの不安定さが心地良いです。個人的には体を揺さぶるのではなく、じっくり聴きたい一枚。



3.  とても良い 秋の精霊さん 書き込み日: 2008年03月29日

マス・ロック通過後のポスト・パンク

英国ではネクスト・クラクソンズと呼ばれているオックスフォード出身の5人組。
フランツ・ミーツ・ブロックパーティと呼ばれていますが、共通している点はダンサブルなビートだけだと思います。

基本的にかなりビートの効いた演奏を聞かしてくれます。
でも、かなりカテゴライズしにくいです。アフリカンビートからマス・ロックまで幅広く内包している感じ。

一方でメロディはフランツほどポップではありませんが、けっこう分かりやすいです。
リフよりもカッティングのブレイクやキメで聞かせるタイプ。
キーボードやら管楽器など音数もけっこう多いです。

かなり雑な表現になってしまいますが
ニューウェーブ・リバイバル〜ニューレイブ〜マス・ロックという流れのそれぞれの良さを掬い上げ、一気にシェイクした感覚。

ビートの効いたミュージックをエクレティックにしています。
新人ながら、すさまじい雑食性です。

踊りたい人、バスドラの音が死ぬほど好きな人にオススメ。
また意外に分かりやすいので、UKロック好きにもオススメの新人です。



4.  とても良い バックレイさん 書き込み日: 2008年03月28日

脳細胞が踊る!

脳細胞が踊る!battles・Bloc Party・Franz・!!! (chk chk chk)が好きな人は要注意。
Foulsはこの世界の全てを栄養源に今までに見たことのない花を咲かせてしまいました。
CDが回った瞬間、唖然。。。
今まで生きててよかった。どんな苦労も報われますよ。というより何もかもブっ飛びます。
まだこんなバンド出るんですか!
聞いて損をするということはまず無いです。むしろお得で、3枚くらい購入して初めてちょうどいいくらいです。
一曲一曲がインテリジェンスの固まりです。
気がつけばただひたすらリピート、これは中毒必死の解毒剤だわこりゃ。



5.  良い あかちゃんさん 書き込み日: 2008年06月26日

まさにAntidotes

英オックスフォード出身の5人組によるデビュー盤。本人達は何と言うか知らないが、サウンドの端々にRapture、Battles、そしてBloc Partyといった先達の色が散らばっている。ただしその混成具合は絶妙で、出来上がりの配合物に「我」を感じさせるところは強みかも。

明滅するシンセの微熱、ストイックに空間を刻むリズム、囃し立て、時に情緒的な幕も張るヴォーカルを掛け合わせた複層仕様。度重なるリフレインにより築いた端整な音壁へ、生楽器の鈍い煌めきやプリミティヴなビートの亀裂を走らせ次第にアゲてくところなど、全般にアタマを使ったプレイが印象的。

ハイフレットのギターワークに鍵盤・打楽・声の全てがポリリズミカルに絡み収斂するTr.8"Two Steps Twice"が個人的にはハイライト。ただ、アルバム全体で見るといささか小さく纏まり過ぎかも。オープニングで燃えたものが、そのまま下火になっちゃう感じ。色々なピースの配合を巧くこなす分、その際に抜かれた毒っ気が多いのか、突き抜けた昂揚感が絶対的に不足気味。近しくも結びつき難いジャンルの垣根を、巧くブツけて壊さんとする姿勢はオモロイけれど、今作ではまだちょっと弱いかなーというのが正直なところ。



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