とても良い / 口コミ件数 : 9件
価格 : 2,200 円
短いインターバルでのニューリリースにファンはびっくり。AJAやGAUCHOを追い求めるファンには、確かに期待はずれな面がないとは言い切れない。GAUCHOまでのSTEELY DANは緻密なスタジオワークと一流のミュージシャンの融合であり、ライブなどで再現することが不可能だった。またメンバーのフェイゲンもそんなことは当時考えていなかっただろう。今回は、敢えてアナログ録音、一発録音にこだわり、曲を聞くたびに、前回の日本のSTEELYDANのライブパフォーマンスが目に浮かぶ。
つまり、20年前のSTEELYが完璧なスタジオワークで綿密さを追求していたと例えるなら、これは、STEELYの持ち味を残しつつも、ノリを追求した作品とも言える。1曲目のニューヨーク的な大都会を想像させる曲想、2曲目のイントロから陰影的なイ!ントロ、シングルカットのキャチーな3曲目、ベースとギターが絡み合うイントロの4曲目、ベッカーのボーカルが聞ける5曲目など、今までの名作にはない魅力があると思う。STEELYDANのCDの中で、もっともフェイゲンのボーカルが全面にでていると同時にもっともノリのいい作品とも言える。今までの寸分の狂いのないドラミングではないし、20年前のAJAやGAUCHOなどの歴史に残る名盤ではないかもしれないが、アレンジ・ボーカル・曲作りとどれをとってもSTEELYDANでしか、味わえないものがこのCDには詰め込まれている。また初盤特典のDVDは、タクシーにのった客を演じる?フェイゲンとベッカーがレコーデイングの様子などを語っていく構成になっている。やっぱりこれは、STEELYのファンもAORファンも音にうるさい人も、LIGHT&MEL!LOW好きな人も買わない手はないでしょう。STEELY DANは、今も現在進行形なのだから。
…とタイトルをつけたが、バラに棘があるように、気分よく聞こえるサウンドに乗せて展開する歌詞のシニカルさは、本作でも変わっていない。3年ぶりの短い?スパンで登場してきたこのアルバム、長くから彼らを聴いてきた自分にとっては、うれしい限りです。聞き所は、SダンでははじめてBeckerが1曲Vocalを担当していること。
このせちがらい世の中にあって、3年ぶりで早くも!といわれる彼らの新作。20年の活動停止期間のうちに、すっかり大人?になった感じのBecker&Fagenだが、作品のクォリティは昔と変わっていない。ここちよいサウンドに乗せた、シニカルな歌詞。その秘密をかいま見ることができるのが、このDVD。女性タクシードライバーをインタビュアーに、バンド名の由来など語る2人の姿に、スティーリー・ダン・ワールドが見えてくる。
殆どのリスナーはnew releaseを手にする時、そのMusicianの過去のイメージから新作への期待を膨らませるものと思いますが、良い方向にイメージチェンジすることもあれば失望してしまう変化もあると思います。しかし、Steely Danに関してはこれが当てはまらない。今も昔も変わらぬお二人で完成度の高さは言わずもがな。どの作品に対しても妥協を許さず、練りに練り上げて世に送り出しているのだろうと感心させられます。releaseのサイクルが長いのもファンにとっては快感と思い込むようにしましょう。今作もいつもどおりに期待していつもどおりに応えてくれるsuperiorな一枚ですな。
いやあ、ファンには本当にたまらないバンド(ユニットといった方が正確?)です。今回のインターバルの短さも以外ですが、「嘘つきケティー」以来、ずっと多数のトップスタジオミュージシャンを起用していた彼等が、全曲バンド編成で(固定メンバーで)提供してるのも以外。しかもベッカーが全曲ベース弾いてるし、ボーカルまでとっている。しかもその曲がいちばん彼等らしいメロディーなのもお茶目。結構イイ声じゃないですか、ベッカーさん。ドラムの方も素晴らしい。あれほどリズムにうるさい彼等が起用するだけあって、タイトなドラムです。もう、麻薬状態です。次も楽しみです。