良い / 口コミ件数 : 65件
価格 : 2,154 円
初めて聴くという人に、驚き+α(嫌悪だったり心酔だったり・笑)を与えるSH作品。 私の個人的な見解では、その特徴がかなり顕著に現れているのがこのElysionシリーズ。 「魔法使いサラバント」「雷神の系譜」などは特に聴く人を選ぶとしか言いようのないほどの個性をもっていたりもします。 詞を吟味しながら聴く人にはオススメ(かなりドツボにはまります)。 音楽を台詞で中断されるなんてとんでもない…という方は回れ右? 実は、私も始めは後者でしたが、SHに出会ってアリかな…と思い始めた人間です。 百聞は一聴にしかず、千聞とてまた然り(笑)。 一度触れてみないと分からないそれがSH作品だと思います。
Sound HorizonのCDは「物語を歌い語る為の組曲的音楽」と公式HPに記載されてますように本当に純粋なポップス系ではありません。 ミュージカルや戯曲のように台詞が歌の合間合間に入ってます。 好き嫌いが激しく分かれそうなCDですが、私はHPで何度も試聴して、気に入って購入したので問題ありませんでした。 自主制作作品のCD達からピックアップされた物らしいので、このCDでは物語は統一されてないみたいです。 メインで歌うあらまりさんは声がとても綺麗ですし、なんと言っても声優顔負けの演技力だと思います。 可愛らしい少女から、老婆、凛としたナレーションまで楽しめます。 特に私は『Ark』『Yield』が特に好きです。 『Ark』は神話と近未来を投影したような歌詞で、台詞部分も良かったです。 『Yield』は初めて聴いた時はほのぼので一番受け入られやすい曲かなと思いましたが歌詞に「サロメ」っぽい箇所があります。でもメロディも聴きやすくとても素敵です。 2曲目からじまんぐさんの台詞が入りますが、この方の声はとっても特徴があるので、この辺りで好き嫌いが分かれるのかもしれません。でも吟遊詩人っぽくて(どっちかというと怪しい魔法使い的?)はまる人はどっぷりはまるかも・・・。 5曲目『魔法使いサラバント』を受け入れることができればこっちのもの、と私は思いました。 バックミュージックで言うなら、『澪音の世界』のバイオリン部分がとっても素敵…じっくり聴きたいです。
デビュー以前のメジャーCDの時点で既に頭角を現していたといえるサンホラのメジャーデビューアルバム 独特の曲調と曲中の語りは聞く者の心を捉え、強い印象を与える が、合わない人にはまったく合わない、嫌悪感すら感じるかもしれない 前述した語りや、雷雲の轟く音、雨音によって構成された曲はもはや一つの物語とも言える 曲中で全ては語られない、明確な終わりなどの線引きはそこには存在しない 聞くものだけが得られる創造の権利、このCDは曲を聴く私達があって初めて成立できるのだ
一曲ずつ、イメージの違う物語が詰め込まれたCDです。 絶望的な最期になるものから、めでたしめでたし。で終わるものまで。 曲の始めから終わりまで、ハラハラどきどきする音楽は、そうないと思います。 それも全て、領主様の音楽、じまんぐさんの語り、あらまりさんの歌。 この3つが揃うからこそだと思います。 Sound Horizonを良く知らない方は、先ずここから入ってみると良いかもしれません。 Elysion〜楽園幻想物語組曲〜も良いですが、初歩的、という意味では私はこちらがオススメです。
「完璧にやられた…!」と思わせられる一枚です。確かに耳慣れない感はありますが、個人的には文句なし。「これ聴いてカラオケで歌って?」と友人に奨められたのがきっかけだったのですが見事にはめられました。曲調は完璧。ロックやジャズなどあらゆる音楽を楽しめてとても聴き堪えがあります。最初の内は、各曲に入っている語りの部分が若干曲を聴き取り難くしているかなぁ…と思っていましたが、何度も聴き返すうちにこれもSound Horizonの味なんだと思えるようになりました。ただし、他の方のレビューにあるように歌詞の中に残酷だったり背徳的だったりと「人間の裏の側面」が要所に盛り込まれていますし、他に類を見ないくらい長い語りもたくさんあります。私は美しいだけが人の在り方では無いと思うのでこういった感じも有りだとは思いますが、そういった一種の血生臭さが受け入れられない方にははっきりいってオススメできません。曲中にある台詞の自己陶酔感が許せない、という方も同様です。アリプロ、Cocco、鬼束ちひろなどの楽曲が好きな方は一度聴いてみて欲しいと思います。曲としてオススメは、Ark、恋人を射ち堕とした日、檻の中の花です。辿りつく詩の一節にある「運命よ…例えお前が〜」の下りは強く印象に残っていますし、魔法使いサラバントのちょっとディズニーチックな世界観も良い!ただ、雷神の系譜はちょっと長めなので途中で飽きてくるかもしれませんね…下手な小説より深いストーリーの数々、臨場感溢れるサウンド、普通の音楽に飽きてきたな…と感じ始めた人は是非一度聴いてみると良いと思われます。