とても良い / 口コミ件数 : 6件
価格 : 1,650 円
ライムスターの3rdアルバム。アメリカで生まれたヒップホップを日本流にやるという、彼等が1stから試みてきた挑戦が一つの到達点に達した作品であり、日本語ラップ史上、最重要作かもしれません。無理にアクセントをつけず、喋るように繰り出すラップ(且つちゃんとフローする)、普通に日本で暮らしている人が共感出来るテーマ、日本的な間とファンキー感のあるトラックなど、アメリカにはなくて日本にあるもの、それでいてヒップホップ的と言える表現が詰まっています。とは言え、人それぞれ価値観も違うので、全ての日本人がリアルに感じるなんてことは勿論ないでしょうし、好き嫌いもあるでしょうが、少なくても、このアルバムで彼等が成し遂げたことが「リスペクト」に値することは確かだと思います。随分、「日本」という単語を連発させてしまいましたが、それは別に右的な視点からではなく、ウソを嫌い、自分らしくいようとする姿勢ということです。また、堅苦しい書き方になりましたが、ライムスターの十八番である酒、エロ、愛すべきダメ人間節も炸裂しており、楽しいアルバムでもあります。耳ヲ貸スベキ!
「キングオブステージ」から「B−BOYイズム」までの流れは最高です。RHYMSTERは、Mummy-Dとシロー、2人で1人。この一体感がたまりません。 「耳ヲ貸スベキ」など名曲も収録されて、かなり満足できる一枚です。
下品であるはずが素敵なライムになる。この3人組虚構ではないモノを作っている。お勧め。「隣の芝生にトール・イン・ワン」は個人的にお勧め。
This is perfect.
この作品が、Rhymesterが日本のヒップホップの王道にいた時代の象徴で、後に当時の「王道ポジション」にメンバー自ら疑問を呈しているが、そこでどうにも腑に落ちなくなる。そのポジションを期待され、担がれている中で生み出した作品なのではないかと。私はRhymesterの本音は「グレイゾーン」のほうだと思う。B-BOYイズムのPVを見ても思うが、当時の王道と、そのシーンを盛り上げてきた人たちが好むように作られた作品なのではないかと、今になっては思う。 このアルバムがあるがためにRhymesterが一定の説得力を持ち、先の武道館での「感動」の大前提を作っている。やはり一枚岩のヒップホップシーンの幻想を、ハードコアヒップホップファンはいまだ免れていないのでは。そして、私もその一人。