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リマスタリングされた充実のCD三枚、合計約200分、全曲の歌詞つきのブックレット |
この『エッセンシャル』は、ブルース・スプリングスティーン30年のキャリアを収めた2枚のCDに加え、12のレア、未発表曲を収めた限定盤ボーナスCD(47分22秒)を含んだものです。もちろん、全曲リマスタリング。うれしいことに、ブックレットは、スプリングスティーン本人の序文つき、そして全曲の歌詞つきです。 曲は、ほぼ年代順に並べられています。ディスク1(76分15秒)、ディスク2(77分08秒)と聴いていくと、ちょっと地味・繊細すぎる70年代前半がまずあって、次に、力強いロックの相貌を表し始める70年代後半から80年代初期があって、それから、84年から92年までアメリカン・ロックの典型を作り上げ、93年以降現在にかけて緩急使い分けられるロックになった、というように彼の音楽が着実に成長したことが確認できます。ラスト二曲、E・ストリート・バンドとのライヴ(2000年)は感動的です。 ボーナスディスクのトラック1から3までは、なんとロカビリー・ナンバー。そのほかのトラックは、ほとんどが90年代以降録音のメロディアスなロックです。最後は、やさしい弾き語りでスロー・ダウンです。 『エッセンシャル』シリーズのひとつをリリースすることを承諾し、最近のライヴに来てくれるオーディエンスのことも思い浮かべながら、選曲にベストを尽くしたスプリングスティーン本人が序文で示した考えは、「ある者のコーヒーは、ほかの者の紅茶であり、ある者のウィスキーは、・・・」(好みは人さまざま)というものになると思います。選曲に対して批判的な反応も十分考慮してコメントしているのは、さすがに30年のキャリアを誇るアメリカン・ロックのボスといった感じです。 |
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