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決してコレクターズアイテムではない、長く聴ける名曲集 |
沢山のアルバムがリリースされ作風も多岐にわたる分、次にどれを購入するのか難しいのがトム・ウェイツ。
評判の良いオフィシャルアルバムも数あるが、デモ集だからと言って後回しにせず早めに手にとって欲しい作品。
古いデモトラックということで酷い音質を想像されるかたもいると思うが、S/N比が若干悪い程度のしっかりとしたマイキング。
凝ったアレンジは当然ないが、その分初期のボーカルの質感が生々しいほど伝わってくる。
何故、気乗りしないアーティスト自身の意向を振り切ってリリースされたのか?
決して金儲けのためだけではなかったろう。
ファンなら一見して判る名曲以外もクオリティーは非常に高い。
ジャズ的な雰囲気よりも、全体的に朴訥としたブルース/フォーク調の作品が多い。
ジャズの似合う夜向きでうらぶれた存在というフィルターを排して見ても、純粋にソングライターとしてどれだけ優れていたか良く判る。
一度プレーヤーに乗せるとなかなか取り出せない名盤。
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