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価格 : 934 円
ジョニー・ウィンターの実質上のデビュー・アルバム。これは68年(おそらく10月か11月頃)にテキサス・オースティンのクラブ、 The Vulcan Gas Company で観客なしのライヴ一発録りした音源を米インペリアル・レコードが買い取り、「100万ドルのギタリスト」として話題のコロンビアからのデビュー盤にぶつけて発売したアルバムです(両盤とも69年4月に発売されています)。コロンビアでのデビュー盤と同じく、バックはトミー・シャノン (b) とアンクル・ジョン・ターナー (ds) 。内容はほとんどブルースのカヴァー曲にも関わらず、一発録りだけにロック的なウィンターの豪放さがうまく捉えられたもので、本格的なブルースを追求しすぎたコロンビア盤より、当時の評価と人気は本盤の方が高かった記憶があります。スライドが素晴らしい有名なブルース・クラシック (1) やブギ調のウィンターの初期の代表曲 (6) など、勢いを感じさせる演奏が多いのも人気が高かった理由だと思います。(2) や (9) などのスロー・ブルースでのギター・ソロの切れ味も最高です。これだけの演奏を聴かせられれば、メジャーのコロンビアが100万ドルで契約したのうなずけます(実際は5年契約で30万ドルだったそうですが)。なお、ウィンターは本作以前にも60年頃から The Beaumonts、The Traits、The Great Believers などのバンド名義や Texas Guitar Slim などの変名で多数の録音を残していて(すべてシングル用の録音)、それらは『Johnny Winter Story』『First Winter』『About Blues』などのタイトルで、これまでにおそらく数十種類の編集盤が組まれていますが、アルバム単位での録音というと本作が初めてです。コロンビアのデビュー盤『Johnny Winter』とセットでお聴きください。
このアルバムの目玉は、1曲目の "Rollin' And Tumblin' "でしょう。また、1.5.8.9.がブルースのスタンダードで多くのアティストにカバーされています。ギターは、 Fender の一番安いムスタングの音です。このメンバーのドラムとベースが後に Stevie Ray Vaughan とバンドを組むわけであります。全体的に荒っぽい演奏ですが、個人的に思い入れのあるアルバムです。1.5曲目は Paul Butterfield , Canned Heat と聞き比べてください。特徴がすぐにわかります。