とても良い / 口コミ件数 : 48件
価格 : 961 円
当時の世界情勢、イギリスの社会状況を反映し、音楽によって現実世界のヘドロのような状況を表現した作品。 90年代後半から00年代前半にかけてのエレクトロニカ、ポストロックの活況の原点にもなったポリフェリックなロック・アルバム。 シューゲイザー、ギターロック、エレクトロニカなどを分解、脱構築し、ブリットポップ以降のUKロックの指標。 よく言われるのはこの辺り。要するに時代を書き換えた一枚。 陰鬱な社会状況と彼らの優れた音楽ががっちりと噛み合って、出来上がった傑作。 今のイギリスの好況やニューレイブ、ニューロック・ジェネレーションやらの価値観とは決して相容れないものでもある。 と同時に、ブリットポップの末期だった97年においても異彩を放っていた。 享楽性や逃避的な希望を徹底して排除し、現実や人間の精神、社会がいかに腐っているか、人生とは刹那であるということを表現しきった。 10年経った今でさえ、その破壊力は健在だ。まさに孤高のアルバム。
初めてこのアルバムを聞いたとき、当時中学3年生ぐらいだったんですけど、何が良いのかさっぱりわかりませんでした。陰気くさいし、アップテンポの曲は少ないし、歌詞は意味わからないしで、完全に過大評価されてるアルバムだと思いました。 でもいつからか、自分が歳を重ねていくにつれてこのアルバムを聞き込むようになっていきました。自分の聞く音楽が変わったというのもあるのでしょうが、このアルバムの持つ音の説得力だったり、色だったりが聞く度に変化していったのです。初めて聞いてから10年近くの月日が経ちましたが、今でも聞き続けています。やはり、傑作なのでしょう。個人的にはKARMA POLICEが大好きです。
世界には他にもたくさん物凄い名盤ってのはあるんでしょうが、 僕が本当に名盤だ!って断言できるのはこれと次のアルバム、Kid Aです。 レディオヘッドっていう日本じゃあまり有名ではない(特に洋楽を聴かない人にとってはバンドのスケールにしては異常なほど知名度が低い) バンドのこのアルバムが、ネットや雑誌で物凄い評価をされてるので聞いてみようと思いました。 初めて聞いた時は、ネットや雑誌の評価のこともあったので、物凄く期待して聞いたんですが、なんだ普通じゃないか、と思ったのを覚えてます。 というのも、中二くらいから典型的な中二病でちょこちょこっとアメリカのオルタナを聞き始めていて、それで中三でこのアルバムに出会ったんですが、 当時の僕にはこのアルバムの良さが分かる耳が出来ていなかったと思います。 おそらく、この僕に起きたことは、ほとんどの人に起こるのではないでしょうか。 UKの音楽を聴く耳が出来ている人でも、おそらくこのアルバムを一回で完全に理解するのは、不可能だと思います。 事実、フロントマンであるトム・ヨークは、現在はこのアルバムは恐ろしいほど評価されてますが、これがリスナーに受け入れられるかかなり不安だったようです。 このアルバムの良さが分かるまでは、人によって全然変わってくると思います。 1日で分かる人もいれば、1年かかる人もいるでしょう。 僕が、このアルバムの良さが本当に分かったって自身を持って他人に言えるようになるまでは、 このレビューを書いてる今まで、3年間もかかりました。 もちろん、一回聞いた時点でも、ある程度は気に入っていたんですが、 その時点ではこのアルバムの持つ「魂を貫く力」には全く気付いていませんでした。 このアルバムについて、まず最初に言わなければならないのは、近代主義の問題というテーマの再現性の高さだと思います。 言葉と音に、奇跡的な、人間が作ったとは思えないとさえ思わせる一体感があります。 バンドが主張したいことが、これでもかと魂に訴えてきます。(臭い表現ですが、これしか思いつきません) 合理性を追求するあまり何かを失ってしまった現代人 ニヒリズムにより、虚しい快楽主義に陥ってしまったヤッピー 本当に価値のあるものが分からず、ブランドものを買い漁る豚のような女 企業が利益を追求するため生まれた、保存料漬けの豚肉 これらに警鐘を鳴らすため、これらを心の底から憎んでいるため、 RADIOHEADはこの傑作を生み出したのではないでしょうか。 OK COMPUTERという世紀末に現れた負を負で正に変えなんとする黒い光の出現は、 偶然ではなく、時代の必然だったのかもしれません。
〜いわずとしれた超名盤ですけれども、私にはこのアルバムが何故一般受けしたかわかりません。すごく地味だし、爽快感など皆無です。誰もが口ずさんでしまうような必殺メロディーもありません。下手すれば一部の音楽ファンがひっそりと聴いているだけの、もっと言えばファンからも支持を得られないような、〜〜マイナーなアルバムにもなりえたんじゃないかと思うほどです。誤解されないように書きますが私は、トムヨークのディープで孤独な精神世界を美しく表現したこのアルバムが大好きです。UKの最高傑作とも思います。ただ、非常にマニアックで、前作のthe bendsの方がよっぽど一般受けがいいと思うのですが。〜〜世紀末の暗い世界観がRADIOHEADを選んだのでしょうか?〜
20世紀が終わりに差し掛かった頃、多くの人がこのアルバムを90年代のベストに挙げた。 とにかく当時は、猫も杓子もOKコンピューターだった。 ファンに限っても、このアルバムが圧倒的であるという認識が通低音であったと思う。 ただ、現在ではベンズの評価が前よりも上がった感がある。 だからこそ、このアルバムをフラットな感覚で楽しめる気がする。 時代と共に変化してくレディへのようなバンドは、時代によってベストと思えるアルバムが変わっていくのではないだろうか(例えばビートルズのように)。 まずはベンズから買うべきだけど、とにかく時代を作ったアルバムなので、この値段なら買って損は無いでしょう。