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名盤『ライブ・イン・ジャパン』の元となったマスター・テープからのもの |
説明に入るまえに読んでくださる方に伝えたい。曲の感じや演奏の感じ等の説明を記載しているが、その部分に対してはあくまでも私個人が感じた事でり、聴く人によって個人差があるため、私の記載した曲の感じや演奏の感じ等の説明はあくまでも参考としてとらえてほしい。
日本のあるスタジオの倉庫から初来日したディープ・パープルの3公演(1972年8月15〜17日)を完全収録したレコーディング用オープン・リール・テープ(マスター・テープ)が偶然発見された。当時、ディープ・パープルのエンジニアが本国に持ち帰ったはずなのに、なぜ日本にマスター・テープが保管されてあったのかは今もって謎だということだ。
発見された時のマスター・テープはアルミホイルに包まれて箱に入っており、大変良い保存状態だっそうだ。
そこで、検証のため全部再生してみると全編にわたって記録状態に支障がなく、ミキシングや音質等の内容も大変よくて、このまま商品化してもおかしくないと思うほどのサウンド状態だったそうだ。バンドの迫力ある演奏とヴォーカル、それに答えるかのように観客の大きな声援等当時のコンサートの凄い熱気が収録されていた。また、所々ヴォーカルや演奏のミスしているところも生々しく収録されているそうだ。
当時の収録に対しては、日本人スタッフによる高性能のレコーディング機器(ソニー製)を使用して収録されたもので、ディープ・パープルのメンバーは収録された内容を聴いて、ミキシングと音の良さに大変驚いたというエピソードが残っている。
1972年に来日した時は3公演のみではあったが、上記に記載したとおり、マスター・テープの状態があまりにも良質であり、また、名盤『ライブ・イン・ジャパン』の元となった大変貴重な記録なので、マスター・テープの全編をデジタル・リマスターして完全版として全公演をCD化にしてBOX仕様販売するという企画がでて実行に移った。
しかし、完全盤として1公演につきCDに収録すると2枚になってしまい、合計6枚のBOXでは販売価格が高くなり売れない可能性もあるため、1公演を1CDに収録する事になり、合計3枚組のBOX仕様と決定された。
1CDの収録時間の都合上、曲やMCをカットして各公演を収録した。MC部分に関しては、コンサートの始まりと終わりの部分及び曲と曲の間を一部分カット。曲部分に関しては、ほとんどのアンコール曲をカットし、メイン・セット・リスト曲から正規盤『ライブ・イン・ジャパン』で取り上げた各公演の曲の中から2曲をカット。
では、公演ごとに編集内容を軽く説明しよう。
(1)1972年8月15日大阪フェスティバル公演(1回目)
コンサートの熱い雰囲気を殺さない程度に所々のMCを少しカット。アンコールを1曲収録するため、『ライブ・イン・ジャパン』の『スモーク・オン・ザ・ウォーター』はこの日のテイクを使用したのでカット。そのかわりに当日のアンコール曲の1つ『ブラック・ナイト』を収録して他はカット。
(2)1972年8月16日大阪フェスティバル公演(2回目)
コンサートの熱い雰囲気を殺さない程度に所々のMCを少しカット。メイン・セット・リスト曲全部収録。アンコール曲は全部カット。
(3)1972年8月17日東京日本武道館公演
コンサートの熱い雰囲気を殺さない程度に所々のMCを少しカット。アンコールを1曲収録するため、『ライブ・イン・ジャパン』の『ミュール』はこの日のテイクを使用したのでカット。そのかわりに当日のアンコール曲の1つ『スピード・キング』を収録して他はカット。
だが、オープニングからアンコールまで各公演の完全ライブが聴けないので残念でしょうがない。ファンだったら最初からMCもカットせずにアンコールまで全部聴きたいはずだ。6枚組になって価格が高くなってもファンにとっては値段の高い・安いは全然おかまいなしだ。
しかし、中途半端な完全版だが買って聴く価値は十分ある。音が良いし、ライブ自体ががすごいから。また、各会場との演奏の違いを比べることや正規盤との聴き比べもできる。
不完全な物をだして『完全版』という文字をだした当アルバムだが、本当の完全盤を出す時が近いような気がしてならない。
最後になってしまったが、当コーナーで紹介しているCD『Live In Japan(UK)』は1998年に発売された3枚組の米国盤である。"UK"の意味が不明だが...。
余談ではあるが、当初は日本だけの発売予定だったらしい。それが、日々とともに各国で発売したい声が広がったため、マネージメントやレコード会社の許可が出た後すぐ外国でも発売されるようになったという。発売元によって仕様が若干違うが、基本的には内容は同じだ。だが、いつのまにか日本盤は廃盤となってしまった。廃盤になった真相は、日本のファンからクレームが殺到したからだという。日本を特に大切にしている(ディープ・パープルのメンバーも同く思っている事はご存知であろう)マネージメントやレコード会社はやむおえず日本での発売を中止とした様だ。
参考になったかどうか自信ありませんが、すごく長い説明を読んでいただき、誠にありがとうございます。
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