 |
このアルバムまでがブリティッシュ・ニュー・ロマンティック。 |
アレックス・サドキンが手がけた最後のデュラン・デュランのアルバムです。リズム・セクションを強調し過ぎないミックス、エコー感の強いファンタジックな雰囲気、いろいろな楽器が渾然一体となったサウンド作りはすべてこの人のなせる技です。これ以降ナイル・ロジャースを起用してタイト&ファンキーなサウンド作りになりますので、80年代前半のニューロマンティック的サウンドはこのアルバムで最後になります(その後のArcadiaがありますが)。
85年以降、イギリスの音楽シーンもスクリッティ・ポリッティを筆頭にホワイト・ファンク路線のサウンドが主流を占めるようになり(それはそれでカッコよかったのですが)、ロキシー〜ジャパン〜デュランと続いてきたブリティッシュなニューロマンティック・サウンドがぷっつり途絶えてしまったのは残念極まりないです。ここで途絶えてしまったことにより、その後ニューロマンティックは一時の流行&時代遅れと見なされるなど、不運な扱いを受けていると思います。
そんな時代の流れを見ても、このアルバムは最後のニュー・ロマンティックの輝きと見ることができます。楽曲のよさも相まって、同時代を過ごした人には忘れがたい1枚と言えるのではないでしょうか。 |
 |