とても良い / 口コミ件数 : 24件
価格 : 990 円
こいつは、とても重たいアルバム。 レコードをターンテーブルに載せるのさえ重く感じられた。 それにもかかわらず、毎日のように聴いてしまう。 ロックにしても歌に違いはないのだから、ボーカリストの声に魅力が感じなければ聴かない。 ザ・バンドには、魅力的な声を持ったボーカリストが、なんと3人もいる! 曲ごとに、あるいは1曲の中のパートごとにリードボーカルが交代したり、 彼ら3人による男らしいハーモニーは、ザ・バンドの最大の魅力だと思う。 僕は3人の中でとりわけリチャード・マニュエルが好きで、 本作と茶色い2枚目は彼の活躍が目立っているから、ザ・バンドのアルバムの中でも際立っている。 どちらも1曲目と最後の曲でリードを取ってるのはリチャードだし、 リチャード作の楽曲も収録されている(これがまたいい曲なんだな!)。 ザ・バンドの真のリードボーカリストはリチャード、 茶色いアルバムの製作過程を紹介したビデオの中でリック・ダンコがそう言ってたし、 僕もそう思う。 リチャードはリードボーカリストの中のリードボーカリスト。 こんなこと書いてたら、また泣けてきた。 さ、アメリカン・ロックの最も重要なレコードを聴こう! 「ザ・ウェイト」のサビの印象的な輪唱、 「アイ・シャル・ビー・リリースト」のリチャードの美しいファルセットのソロに、 きっと魅了されることと思います。
最初にこのアルバムを聴いたのは、24歳頃だったと思います。 普段聴いていたアルバムとは明らかに違う、淡々とした曲ばかりが並ぶアルバムだなあ・・・と思ったのですが、妙にはまってしまって・・・ いまだに、このアルバムのどこがそんなに好きなのか、きちんと分析できないのですが、朝に晩に、このアルバムばかりかけて、暮らしていた時期がありました。 「疲れた生活の果てに・・・」みたいな印象もあるけど、決して、ワビサビだけのアルバムってわけじゃないし、淡々とした中にも何かが詰まっているというのでしょうか、単純に、「こういうものです」と言い切れる中身じゃないのです。 20年弱、聴き続けて、いまだに新しい発見がある、奥の深いアルバムです。 おそらく、最近のロックばっかり聴いている人が聴いても、心惹かれるものがあるんじゃないかと思います。 別にこのバンドが誕生した歴史的背景など、なんにも知らなくていいから、「騙されたと思って聴いてみな!」と若いリスナーに聴かせてやりたい一枚です!
ジャニスもビ−トルズもスト−ンズもディランも好きだった. だけど,このアルバムを聴いた時の衝撃は物凄かった. 無骨なまでにシンプルで不器用な音作り,でも心にズンズン沁みてくる. 幾つかのバンドのアルバムの中で最もバンドらしく,そして精神性が高い. おそらくロック史上最高の名盤.
結論から言えば、派手さはないがゆえの実に味わい深い名盤である。痛々しいほど切なさが伝わってくる?…ロマンティックな曲調とソウルフルな歌いっぷりが見事にブレンドされた?…多くのアーティストにカバーされ語り継がれし名曲?…ゆったりとしたメロディーが心地よい?…無国籍なキーボードで幕を開ける?…子守歌的な趣きの?…天上の響きを思わせる煌めきを放つ?…簡単に各曲の印象を述べてみたが、正直筆舌し難いほどの魅力…強いては聴き手の意識も問われる一枚だと思う。ただ一つだけ断言出来るのは、大衆音楽が産業化・商業化しつつあった時代に、本質を見据え、求め続けて旅をする5人の賢者たちが存在した…という記録が、この一枚に提示されているという真実である。尚、ボーナストラックについては原盤に敬意を表し、コメントは控える事にする。心して聴いてくれる事を願う…You shall be released…。
BANDの伝説のデビューアルバム。ディランとのビッグピンクでのセッションとの共通項も多くロック黎明期の貴重な財産です。ここでの楽曲はどれもこれも力強くかつ一生懸命さの大切さを教えてくれる気持ちになります。これもこのアルバムが永遠に語り継がれる大きな要素だと思います。最近のリマスター版を聞くとシンプルでありながら実はその裏で凄い凝った音作りがされているのに気づきました。まだまだ僕はこのアルバムから抜け出せそうもありません。それにしてもこのアルバムタイトルは凄い!翌年にビートルズがアビーロードを出したけどヒントは絶対これですよ。