とても良い / 口コミ件数 : 4件
価格 : 1,076 円
円熟の境地に達したと言っても良いほど安定した歌唱に、シンガーとしての迫力とか説得力が加わり、まるで1つ1つの歌がシナトラというシンガーを通して生まれるドラマのような作品です。すべての曲がシナトラが歌うために書かれたのではないかと思えるくらい、見事に感情移入して歌いあげています。あまりの迫力にアルバムの印象としては暗いんですが、12では営業時間を過ぎたバーで、
バーテンダーを相手に1人語る模様を歌ったりと、これまた洒落た名唱もあります。このアルバムを聴かずしてシナトラのバラードに対する美意識は語れません。語る必要もないか?また2は、後に最初の引退宣言の際に歌う最後の曲になります。ちなみにこのアルバムのジャケットは第1回グラミー賞の最優秀カヴァー・デザイン賞を受賞しています。
「シナトラ、スタンダードを歌う」的な、カヴァーの名盤。 内省的な、楽曲の中に、未来に少し希望を見いだす、50年代アメリカの側面のひとつかも。 コーネリアスが、2006年リリースのアルバム、“SENSUOUS”で、カヴァーしているのは、 このアルバム収録の、“Sleep Warm”です。
シナトラはまちがいなくキャピタル・レコード時代がいい。歌唱力、声の張りが素晴らしい。「カム・フライ・ウイズ・ミー」「カム・ダンス・ウイズ・ミー」なども、もちろん名盤なのだが、ムリにどれか一枚選ぶとすればコレ。「カム・ダンス・・・」はいいのだが、ちょっと能天気で明るすぎる。このアルバムは直接的に人生の哀愁、悲しみが伝わってくる。表題曲「オンリー・ザ・ロンリー」はじめ、「エンジェル・アイズ」ウエス・モンゴメリー作曲の「柳が私のために泣いている」など、スタンダードの名曲が目白押し。シナトラのオンリー・ワンではないがベスト・ワン。夜、酒を片手に聴くのが似合う一枚。(松本敏之)