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確かに「赤盤」「青盤」の持つ、ノスタルジーを喚起するパワーには凄いものがある…でも、やっぱり1st〜リボルバーまでを26曲で総括するのには無理があるのではないか。 |
自分にとっての初めてのビートルズ体験は、友達がこのアルバムのカセットを持っていてそれを借りて聴いたことだった。そういう意味では確かにノスタルジーをそそられる商品ではある。でも、それから約20年経って、自分なりに他のアーティストと同様にビートルズも全てのアルバムを聴き込んだ末に思うのは…やっぱりこの選曲ってどうなのかな?という部分である。
例えば、「パストマスターズvol.1」は、ドイツ語バージョンとかシングルB面とかカバー曲中心のEP収録曲とかのレア音源を拾い上げる目的のものだから正直初心者向けではないと思うし、「1」はリマスターで音質がいいのは評価するけど "Please Please Me" や "Strawberry fields Forever" を外してる点でシングル・コレクションとしてどうなのかと思うし…。結局「赤盤」「青盤」になるのだろうけど…出来たら二枚組×2セットではなく、「前期」「中期」「後期」の三枚組でCDの収録時間目一杯みたいな感じで再構成できなかったのかと。
だって、今回「赤盤」の選曲を見直してみて個人的に驚いたのは、"I Saw Her Standing There" も"Here, There And Everywhere" も "Got To Get You into My Life" も入ってない!、ってことだったから。これはやはり本来「中期」を代表する一枚である「リボルバー」を前半ベストに入れようとしたせいじゃないかと思う。他にも "Twist And Shout" みたいに解散後随分経って映画絡みで大ヒットした曲とか、"I'm Only Sleeping" みたいに他のアーティストにカバーされてトップ10ヒットになった曲もあるのに…、と。
つまり、せっかくCDで出し直すならリマスターした上で曲数を増やしたExpanded editionとかで出すべきだったと思う。もちろん、アナログ盤やカセットで「赤盤」を聴き込んだ人間はそのままの曲数・曲順だからこそ、ノスタルジーに浸れるというのは事実だけどさ…。一番嫌なのは、これを聴いてお腹いっぱいになって1st〜「リボルバー」までのビートルズを分かったつもりになってしまうこと。超主観的な好みで "Baby's in Black" を入れろ、とか言ってる訳ではない、念のため。 |
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