とても良い / 口コミ件数 : 9件
価格 : 820 円
売れる間際のフリートウッドマック、パリスと通好みの活動を経て、発表したソロ第1弾。センチメンタルレディはスマッシュヒットしたし、商業的になっているには違いないが通好みにも理解できるところで踏みとどまっており、バランスの良い佳作だと思います。この後の作品はメロディーの良さにかげりが出てくるが、このアルバムはバッチリ。
この値段なら、だまされたと思って買ってみて!?ボブ・ウェルチのファンが増えることを願っています。
「噂」でブレイクする前のFleetwood MacにいたWelchのソロ作品。今聞いてもやっぱりポップでお洒落。彼が在籍した頃のマックの作品は、完全にラジオ向けのアメリカン・ポップ・ロックと化すブレイク後よりも、ロックのヴァイオレンスとひねたポップさが微妙にブレンドしたサウンドで、この頃の方がクオリティは高い。
その斜に構えたポップが全開の本作品は、どれを聞いてもシングル向けに聞こえるほどの内容だが、売れなかったのは、洒落者独特のクールでドライな空気のせいか。 今の方が受けるような気がする。
こてこてのブリティッシュ・ブルース・バンドだったFleetwood Macに初のアメリカ人メンバーとしてビルボード=アメリカにリーチすべくポップの種を植え付けて脱退後、泣かず飛ばずの(アメリカ人だけど)ブリティッシュ・ハード・ロック・バンド、Parisを経てポップス路線に立ち戻ったソロ一作目。 彼の本質を知るのにふさわしいのはベストアルバムや過去の曲を再録したセルフカバーなどではなく本作だろう。 "Ebony Eyes"(全米最高位14位)、"Sentimental Lady"(全米最高位8位)以外にもまずまずの佳曲揃いで、ビートルズ・チルドレンという共通項を持つELOのJeff Lynnにも通ずるポップ・センスと卓越したメロディーメイカーとしての才能を感じることができる。 以降、AOR路線(と本人は意識していたかいないかは知らないが)が続くが、Parisから引きずるハードロックの香りと微妙に屈折したポップ・センスの微妙なバランスが成立し魅力的であったのが本作だ。 それにしても2匹目のドジョウ狙いではあるがこちらも佳作だった次作「Three Hearts」は2500枚限定シリアルナンバー、直筆(!)サイン入りでの再発というコレクターアイテム度全開の扱いを受けているのに比べ本作は現時点ではamazonの在庫すらもない始末。 この待遇の差はやはりジャケットでBobにまとわりつくおねえちゃんが一人少ない分の差であろうか。
不思議なアルバムでした。毎日聞いても飽きが来ず、好きな曲が日々変わり、全然タッチは違うが、まるでビートルズの“ラバー・ソウル”のように楽器が最低限で固定されていながら、一曲一曲が独立した輝きを放って、最後にはトータルになる感じで余韻の残るアルバム。
噂以前のフリートウッドマックが売れてき始めたのはやはりこの方のお陰でしょう。