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Blank Generation/Richard Hell & the Voidoids |
Television、The Heartbreakersというニューヨーク・パンク屈指の名バンドに参加していながら、Tom Verlaine、Johnny Thundersと衝突し、それぞれのバンドがデビューする前にバンドから脱退したRichard Hell(bass & vocals)が自身のバンドThe Voidoidsを結成し、1977年に発表した1stアルバム。
この人は根っからの音楽人ではない。
この時期における、この人が表現したい芸術の形が偶々ロック(パンク)だっただけである。
従って、Voidoidsが残したアルバムは、この1stと1982年に発表した2nd「Destiny Street」の2枚だけだ。
このアルバムを聴く度に「神が選ばれし人に与える才能は恐ろしい」と思ってしまう。
Tom Verlaineから「ベースが下手すぎる」と言われるほどのノン・ミュージシャンにこれほどクオリティの高い曲を書かれては本職のミュージシャンの面子は丸潰れだ(ただし、演奏面ではニューヨーク・パンク界随一の凄腕ギタリストRobert Quineの貢献度が高い)。
他の音楽ジャンルと違い、ロックン・ロールの世界では時にこういう残酷な現象がおきる。
このアルバムには、この時期のニューヨークで生活している人にしか絶対に作ることができない音が収められている。
間違いなく、ニューヨーク・パンクの傑作だ。 |
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