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この盤のコンセプトを『アフリカ』、『ファンク』に限定してはいけない |
この盤の熱さ、アフリカ、ファンクというコンセプトは語られすぎているので、
この面での評価の説明は省きます。
もう一つ語られるべき観点は、本盤の楽曲の作成方法です。巷間言われており
ますが、本盤の作成方法は、通常の「作曲」→「アレンジ」→「音合わせ」→
「録音」ではなく、「メンバー集合」→「各人が手癖のようにフレーズを協奏」
→「共通のコンセプト発見」→「コンセプトに合わせ演奏」→「楽曲となりう
るものを取捨選択」→「楽曲といえるものに再構築」というものです(歌詞が
ハチャメチャなのもそれが理由)。
この方法論は、当然プロデューサーのイーノから出て来ているのは明らかであ
ります。イーノファンであれば、"Another Green World"と方法論が似ている
なぁと思うこと必定。この作業の全体をつなぎ止めるためのジャンルとして、
呪術的な音の連なりとしての、ファンク、アフリカが使用されたと言うことで
しょう。この方法論は次々作の「Little Creature」では破棄されております。
またRemain〜と同時期の(姉妹作とも言われる)、バーンとイーノのユニット
からなる「My Life in Bush of Ghosts」では、ラジオ音声や、中近東、アフ
リカのヒット曲をほとんど素材を変えず、そのまま取り入れて、バックに彼ら
の音楽を加えるという方法論を採っております。
この盤をじっくりと聞き込みたい方には、後半4曲を聞き込んでください。
この盤の価値が、アフリカ、ファンクにとどまらないことがおわかりいただけ
ます。 |
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