17曲中11曲は STAX盤“Born Under a Bad Sign”(黒猫ジャケットのヤツ)と同じ。残る6曲、つまり(2)(4)(14)(15)(16)(17)がダブらない曲ということになる。1966年から68年にかけての、アルバート・ファンにもっとも高く評価されている時代の録音で、ブッカー・T・ジョーンズやアル・ジャクソン、メンフィス・ホーンズがゴキゲンなバックをつけている。 傑作とされるトラックが多く、聴き応え充分のアルバムだ。70年代ロック・シーンへの影響もよくわかる。かれの特徴的なフレーズをまねたギタリストがいかに多かったか…。 ノリのいいかっこいい演奏が楽しめるが、バラッドで聴かせるヴォーカルの味わいも捨てがたい。“The Very Thought of You”の情感ゆたかな歌唱はしみじみ胸を打つ。