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Hejira

Hejira

とても良い / 口コミ件数 : 14


価格 : 532 円





クチコミReview一覧
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口コミ件数:14 1 2 3 次ページ
1.  とても良い 涌太郎さん 書き込み日: 2007年02月20日

ジョニの声がジャコのベースと絡む一体感!

ジョニ・ミッチェルは昔からよく聴いていた。
何故だかわからないが、このアルバムだけは聞き逃していた。

普通、ベースがこれだけ出てくると、シンガーの声ではなく、ベースの方が
目立ってしまうのだけれども、「ミンガス」というジョニのアルバムでもそうなのだが、
ジャコ・パストリアスのベースが、上手くうねってジョニのボーカルと絡みついて、
(というか、ジョニの声がジャコのベースをうまく巻き付けているといった方が
いいのかもしれないが)いいようのない一体感を醸し出している。

歌姫が、気持ちよくその翼を大きく広げて自分の詩を歌っている。

ジョニの通常のアルバムと違うアトモスフィアの中で、すこ〜んと抜けた素晴らしい作品。



2.  とても良い miturejuiceさん 書き込み日: 2002年05月15日

ワン・アンド・オンリー2

音としてはほとんどギターとベースそしてジョニの声だけ。でも全然スカスカでなく濃密で異常にテンションの高い音空間です。これまで聞いたことの無いギターの音、まるで現実から超絶しているかのようなジョニにしか出せない音、単にコードストロークしている時でもその存在感は際立っています。そしてまさに雲のようなジャコ・パストリアスのベース。そう言えばジャケットアートがこれ程中の音と合っているのも珍しいと思います。
楽曲もあえてポップソングとしての起承転結をはずしてるように思います。あえて一曲あげるならタイトルナンバーのHejira。感情を押さえても溢れ出すものに満ちています。

ジョニはこれ以降もジャズに傾いていきますがこんな構成のレコードは出しませんでした。他のアーティストには当然望むべくもありません。
ワン・アンド・オンリーです。ぜひ聞いて下さい。



3.  とても良い kmaxさん 書き込み日: 2007年07月09日

“shine”を待ちながら

表題曲はこれまでに三度録音されている。初出がこのアルバム、二番目が80年のライヴ“Shadows and Light”。そして最新のバージョンが2002年の(ジョニが「引退作」と称した)“Travelogue”収録版である。ジョニのファンならばその全てを愛聴されている筈だが、もし未聴の方は是非聴き比べていただきたい。
すでに語り尽くされているように、このアルバムにおける“Hejira”はこの時期の彼女を代表する録音であり、もっともミニマルな編成でもっとも瑞々しさに満ちている。とかくジャコのベースラインで語られがちな曲だが、イントロのジョニのギター、そしてロードムーヴィーのような淡々とした歌唱も素晴らしい。
だが恐らくもっとも常人に触れがたい高みにあるのは、この曲の広大無辺な詩世界ではなかろうか。日本人には理解の難しい言い回しも多いが、詩人ジョニはこの曲で孤高の高みに達したと思う。安息を求める魂の流浪を歌う、その詩には、70年代半ばの米国社会の空虚さがよく現れていた。

2007年秋には待望の新作“shine”がリリースされるという。それは9.11以降の世界情勢にインスパイアされたものだとも聞く。“Hejira”でもっとも力強い歌唱が聴けるのが2002年版であるように、彼女の表現力は齢を重ねても衰えを知らず、内に秘めた攻撃性も未だ失われることがない。最高傑作とも思えたこのアルバムですら、ジョニにとっては通過点に過ぎないのである。



4.  とても良い サッシーさん 書き込み日: 2001年09月20日

ワン・アンド・オンリー

 渋谷陽一氏が、このアルバムについて、「朝起きたら外は一面の銀世界。しかし、空は曇っている」と評しましたが、言い得て妙です。私も、このアルバムを初めて聴いたのが、ロンドン滞在中の冬の時期であったので、このアルバムを聴くたびに冬のロンドンの曇り空を思い出します。

 ビートルズ、ボブ・ディラン、マイルス・デイビス・・・偉大なるミュージシャンは、自己の表現スタイルを進化させますが、ジョニ・ミッチェルも、すばらしい進化を遂げたミュージシャンの1人でしょう。「青春の光と影」などギター1本で、伝統的フォーク・ミュージックを歌っていたシンガーが、ジャコ・パストリアスなどジャズ・ミュージシャンの力を借りながら、誰のスタイルの模倣でもない、ジョニ・ミッチェル・サウンドとしか形容のしようのない音の世界を完成させたのが、本作です。まさしく、ワン・アンド・オンリー。先人もいなければ、フォロアーもいません。

 本作の魅力は、このワン・アンド・オンリーの「曇り空」の世界にあります。ここには、軽快なポップ・ヒット曲もなく、また、悲痛な短調の曲もありません。ジョニの変則チューニングによるギターとジャコ・パストリアスの反則技ハーモニックス・ベースで織りなすふわふわとしたサウンドは、ロックとかジャズとか既存のジャンルを超越した独自の世界で、彼女のボーカルは、あくまでも軽やかに、クールに訴えます。
 音楽の芸術的な評価を独創性に求めるとすれば、本作は、ロック史に残る大傑作と位置づけるべきでしょう。
 なお、このアルバムを聴いて気にいった人は、ビデオ・DVD作品「Shadows And Light」をお薦めします。ジャコ・パストリアスの変態ベースも楽しめます。



5.  とても良い Bradさん 書き込み日: 2003年04月08日

私的にはJoniの最高傑作

何と言っても,収録曲のクォリティの高さに圧倒される傑作アルバムである。アルバム全体を通じてJoniの代表的楽曲ばかりと言っても過言ではない。世評では"Blue"を最高傑作におす声が多いが,楽曲,歌唱,伴奏のトータルな評価としては,本作が勝っているように思える。後のライブのレパートリーでも本作からの作品が多く取り上げられることから考えても,Joniとしても自信作だったではないかと想像される。個人的には"Amelia"のストーリーテリングの巧みさが最も気に入っているが,その他の曲も全て素晴らしい。万人に推薦。傾聴に値する。



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