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Small Change

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とても良い / 口コミ件数 : 8


価格 : 695 円





クチコミReview一覧
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口コミ件数:8 1 2 次ページ
1.  とても良い psikさん 書き込み日: 2006年05月18日

夜、お酒、そしてトム・ウェイツ

ギターを用いず、ドラム、ベース、テナーサックスのみを率いた通算3枚目の作品。
しかしその伴奏も控えめで(ストリングスなどの装飾も少ない)
ピアノ弾き語りのみでほぼ成り立つ静かで美しい曲が並びます。
今作は特にトムのボーカルが堪能できる一枚だと思います。
これ以上無い程にしゃがれた声、まるで猟犬の様な唸り。
明らかに、歌い方に以前の二枚の作品とは違う変化が見られます。
しかしそれは重々しいものではなく、むしろ軽やかなフットワーク、
柔軟性を感じさせます。縦横無尽のトーキングスタイル、いかしてます。
その声にはじめは拒否反応が出る方もいるでしょうが、そこはグッと
堪えてほしいです。そうすれば、その裏に息づく壊れそうなほどに
繊細な優しさ、儚さを感じられるはずです。

「土曜日の夜」では華やかさの中に隠れがちだった「全てが過ぎ去った
後に、そっと寄り添ってくれるような」感覚が再び溢れている超名盤です。
ほろ酔い加減の真夜中に聴く、大人のための子守唄。



2.  とても良い Eugeneさん 書き込み日: 2006年10月24日

深夜のバー、ストリップ小屋、漂う煙。

'73年にアサイラムから"Closing Time"でデビューしたトム・ウェイツ、
27歳の時のレコーディング。

"Closing Time" が24歳ってのも信じられないが、これが27歳ってのは、
もうどーしようもない老成の仕方。この人は、間違いなく人間界に派遣
されて、夜の国からやって来た、堕天使じゃなかろうか。

深夜のバー、いかがわしいストリップ小屋、漂う煙、酒びたりの声。
ロマンティック極まりないストリングス、孤独なサキソフォンの響き。
酔っ払ってふらつくピアノと、星空を当てもなく彷徨うメロディ。

エレクトリック楽器、一切、なし。音はすべて、空気の振動として
骨に直接伝わってくる、ヴァイブレーション。ああ、良い音楽だ。
秋冬の、少し冷え込む夜に、一人の部屋で聴くためのレコード。



3.  とても良い djタカさん 書き込み日: 2002年02月14日

ジャージーなトム

まず美しい映画音楽のような一曲目、「トム・トルバーツ・ブルース」が珠玉です。初期のトムにはない、あのしゃがれた声と男らしいバラードは、一人きりの夜に心に染みると思います。

 全体的に、ジャージーなピアノが多く、そのどれもがそれぞれよい出来なので、トムのアルバムの中では「クロージングタイム」「レインドッグ」などの名盤にも引けを取らないできでしょう。静かな曲が多い中、2曲目の「ステップ・ライト・アップ」の歌詞は思わず笑ってしまいましたよ。



4.  とても良い soundprofiler-All Music Guide-さん 書き込み日: 2003年08月07日

シンガーソングライター

アサイラムレーベル4作品目。灰汁の強いボーカルはあいかわらずではあるが、この人がつぼにはまるとすごい。ずばりこれはつぼにぴたりとはまっている。全体的なバランスが実にとれている。

バックにルータバキン=サックス、シェリーマン=ドラム、ジムハガート=ベースを配し、ストリングスセクションをもからめている。

歌唱法は多分に『ルイアームストロング』に影響されているもので、古きよきジャズミュージックの『猥雑であやしい部分とロマンチスト』な部分が程よい加減で表現されている。

ユーモア感覚にも優れ、ハードボイルドな歌詞が実にクール。場末のヌードキャバレーで酔いどれのピアノを聴いているような雰囲気に陥るが、それはただの酔いどれではないのだ。

世界にたった一人の代替不能なシンガーなのだ。『THE PIANO IS DRINKING』に聞ける、シンプルなピアノ伴奏は聴く者の耳をつかんではなさない。やはりこの人、声はダミ声だけどハードボイルドな詩人だね。これはトムのピーク作品。言葉にならない悲しみが聴く者を包み込んでくれる。テクニックなんかなくたって人を感動させることはできる。大切なのは代替不能な個性なのだ。
10点中10点



5.  とても良い 一気通貫さん 書き込み日: 2002年09月23日

染みわたる

石橋凌さんの影響(ウィースキーマンと敬愛する)で好きになったアーティストですが、Tomのアルバムの中では1番のお気に入り!お勧めです。
他のアルバムも名曲が多数ありますが、通して聴くならこのアルバムが1番でしょう。
最初は4曲目の「I Wish I Was in New Orleans」が興味あり聴きましたが、最終曲の「I Can't Wait to Get off Work」では切なくなりました。

1人で酒を飲みながら、ほろ酔いで1通り、かなり酔ってきてから1通り聴くと違った味わいがあります。
酔いどれ詩人が、酔っ払い男へ贈る最高傑作だと思います。



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