とても良い / 口コミ件数 : 3件
価格 : 1,839 円
James Dean主演の映画「理由なき反抗」のロケ地として有名なL.A郊外 Griffith Parkの山頂にある「グリフィス天文台」の外部階段で撮影したメンバーの写真をアリゾナのモニュメント・ヴァレーの写真と合成したアルバム・ジャケット写真の印象が強いLP2枚組みのアルバムを一枚のCDに、そして本アルバム未発表テイクを別の一枚に収録したバーズ・ファン必唾・必涙の大感激CDセット。何がうれしいと言っても、Unissued に収録されているLowell Georgeの名曲 "Willin'"のアコースティック・バージョンや Woody Guthrieなどで知られる古いカントリー・ソング "Take A Whiff"の新しい解釈によるロック・フィーリングあふれるバージョンなど、バーズ・ファン必携アルバムです。
オリジナル(70年)はLP2枚組でライブ盤(1〜7)とスタジオ盤(8〜16)という変則的構成。本作は2000年リマスター盤でdisc1にオリジナル全曲を、disk2に全曲未発表音源を配した拡大盤。 ライブ・パートは、前々作から参加したブルーグラス界の名手クラレンス・ホワイトのギターがバッテンのぶっといベースとパーソンズのタイトなドラムを従えて、超絶技巧で縦横無尽に駆け巡るど迫力の演奏だ。シンコペーションを効かしたフィンガリングはRマッギンの12弦ギターを含むリズム隊と相まって強烈で絶妙なグルーヴを生み出す。スワンプ・ロック的な冒頭の1も良いが、過去のヒット曲を速いテンポで立て続けに演奏する3〜6の流れは圧巻だ。LPのB面すべてを使って発表された7は初期のサイケデリックな作品を16分余のインプロビゼーションで聴かせる。スタジオ・パートは、感傷的な名曲8(邦題「栗毛の雌馬」)で始まり、初期の作風に近い叙情味あふれる10や13などが聴き物。 未発表音源集のdisc2は前半がスタジオ、後半がライブ音源。スタジオ音源は、スタジオヴァージョンの3、別テイクの1、リトル・フィートの有名曲6のカバーがお勧め。ちなみに6を歌うパーソンズはローウェル・ジョージの親友で後に彼の葬式でもこの曲を歌ったという。ライブ音源はdisc1の迫力に対して、リラックスしたものが多い。ディランの曲が3曲、ザ・バンドの曲が1曲。 フォークロックから始まって、さまざまなスタイルを旅してきたこのバンドの最終到達点がここにある。近未来SF風のシュールなジャッケトも魅力的。個人的には紙ジャケで欲しい1枚。
『MR.TAMBOURINE MAN』を初期の代表作、『SWEETHEART OF THE RODEO』を中期の代表作とすれば、後期の代表作は間違いなく、この『(UNTITLED)』でしょう。マニア的には、他にも多数の名盤があるのですが、初心者の方は、とりあえず、この3枚を聴けば十分です。気に入った方には、全アルバムを揃えることを、オススメします。楽しいですよ。