Bill Crowの“Jazz Anecdotes”を読んでいたらエルマー・スノウドンの名前がちらっと出てきた。そこでこのアルバムのライナーを読んでみてびっくり。ユービー・ブレイクとの共演からキャリアをスタートさせ、21歳で結成した自分のバンドにはエリントンがいたというのだ。その後もベイシー、ジミー・ランスフォード、ファッツ・ウォーラー、ロイ・エルドリッジなどジャズ界の大物たちと共演し、ベッシー・スミスの伴奏をしたこともあるという。お見それしました。ロニーもすごい人を共演者に選んだものだ。 ところでこのアルバム、当初はブルーズアルバムとして企画されたものだったらしい。ところが1曲目の“Haunted House”から間をおかずにロニーが“Memories of You”を歌い始めてしまった。ベニー・グッドマンのレパートリーだ。いわゆる「結果オーライ」というやつで、アルバムタイトル通りのBlues & Balladsになったという次第。ジャズ畑で活動してきたエルマーにしてみても違和感はなかっただろう。この日の録音は残りが「第二集」としてリリースされていて、そちらを聴くと「次は何をやろうか」などと相談している。その場で曲を決めていたのだ。