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ニアフィールド・リスニングを推奨するオーディオ評論家・江川三郎氏激賞のモデル。しかしその先入観を持たずに聴いてもナカナカの音で、類似のインテリア性のみを前面に出したオモチャもどきとは本質的に異なる。 使用ユニットは28mmφのフルレンジをバスレフするのが基本構造だが、澄んだ音色、過不足ない低音、十分な情報量で、BGMとしてだけでなく真剣なリスニングにも十分耐えうる。さらにウツボカズラ(食虫植物)のフタのようなサウンドリフレクターが独特の雰囲気を醸し出すのだが、これはソモソモ「エコーのかかった音色を人間は快く感じる」習性を利用したものと言えるだろう。 実際、この製品を適切にセッティングして、30−40cm程度の距離でソコソコに音量を上げて聴くと、高額の大規模システムに肉迫する(サスガに、「凌ぐ」とは言えないが)迫力と分解能、そして多彩な音色を愉しむことができる。人口がウナギノボリに増加し、大邸宅に大オーディオシステムなど夢のまた夢、という世帯が増える中、イチマツのユメを見させてくれる簡易オーディオ類のフラッグシップと言えるかも知れない。