 |
2007年春現在、最高の小型デジタル一眼レフカメラ |
このカメラの存在が明らかになったときの驚きと興奮から半年以上、
実際に実機を触れてみて、その期待は確信に変わりました。本機は、
2007年春時点で、最高の小型デジタル一眼レフだと思います。
コンパクトデジタルカメラから移行する人にも、現在デジタル一眼レフを
使っている人にも、一番オススメできるカメラです。もちろん、すでに他社の
デジタル一眼レフを所有し、レンズ資産を豊富にお持ちの人には、選択肢から
外れるかもしれませんが。
まず、このクラスのカメラを購入候補に入れる人々(自分も含む)にとって、
重要なのは1/4000のシャッタースピードや、複雑で高度な機能よりも、
「毎日使いたいな」「手軽に持ち歩きたいな」「コンパクトデジカメでは
得られない写真が撮れるな」ということなのではないでしょうか。その意味で、
まず本機の筐体の小ささ、軽さは、かなり衝撃的です。ここまで小さくなるのかと、
フォーサーズの強みを生かし切った、思い切りのあるデザイン戦略に脱帽しました。
そして、小さいだけでなく、カメラとして、モノとしての不思議な魅力を持って
いることも重要です。これによって、毎日持ち歩きたいと気軽に思わせてくれます。
また写真自体も、もちろんレンズ如何ということはありますが、ボディに合わせた
新型小型レンズを使えば、本当にコンパクトな一眼レフになるし、別に明るい
レンズを用意すれば、たちまち他の中位機種(+付属レンズ)を凌駕する画が得られます。
E500で残念だったファインダーの小ささも多少ですか改善されており、そして
ライブビュー搭載でさらに使い方に柔軟性が増しています。
問題は相変わらずのデジタル一眼レフ市場における、上位2社(実質1社)の寡占状態
による盛り上がりのなさと、相変わらずあまり売る気の感じられないオリンパスの
販売姿勢ではないでしょうか。オリンパスのこういう「別に良いよ、本当に欲しい
人が買ってくれれば」という雰囲気は個人的にはかなり好きなのですが、現実問題
としてある程度は売れてもらわないと、その後が困ります…。もっとコスト
パフォーマンスの高いレンズたくさん出して欲しいですし。
オリンパス、フォーサーズが一段上の段階に上がるためにも本機の成功は不可欠
だと思うし、十分その役割を担える完成度だと思います。実際に実機を手に取ると、
その何とも言えないコンパクトかつ高級感のある作りの魅力に引き込まれると思います。 |
 |