とても良い / 口コミ件数 : 34件
価格 : 4,824 円
1980年製作の本作。“sars”やインフルエンザの流行で“virus”については 誰もが知るところとなった今・・・“日本沈没”より更にスケールアップし、 “virus”や“核”“人間の本能”を絡めた世界破滅のおはなしです。 勿論、限られた時間の中でのストーリー展開ですので、?な点はある程度仕方ないでしょう。 しかしながら、極限の人間の有り方をここまで、正面から真摯に問いかける作品は 最近の邦画には少ないのも事実です。丁寧に作っているなぁと思いました。 CG処理になれた私などは、この頃の“全編ロケ”映像にとても惹かれます。 「作品」と呼ぶに相応しいです。まず観てみて損はしません。 ラスト・シーンも賛成です。
米国映画と日本映画では、新聞に例えれば「全国紙」と「地方紙」の格差があった。この溝を埋めるべく、巨匠、深作欣二監督が当時の日本映画に警笛を鳴らすべく、映画化不可能とされていた小松左京氏の小説を見事に映画化。チリ・カナダ両海軍から潜水艦をチャーターしたり、キャストとして「ライフルマン」で有名なチャック・コナーズや、オリビア・ハッセーなどのハリウッドスターを多数投入するなどの妥協無き制作スタンス。世界初の南極ロケという冒険もあいまって、人類の持つ共通の矛盾を見事に描ききった。原作者をも唸らせたこの作品は、深作監督の「今後の日本映画への危機感」なくしては完成し得なかっただろう。このエネルギーを現代映画が反映しているかどうかは個人の価値観にもよるが、観客を無言とさせる問題作であり、私が唯一認める「国境を越えた映画」でもある。
まず25年も前にこの映画が作られたことに驚きました。しかも日本で。ハリウッドもそうですが、今のCGだらけの映画は、この映画の本物の迫力にはまったくかないませんね。
原作が書かれたのは私が生まれたころなのですが、今でも色あせるどころか却って現実味を帯びている話です・・・アルマゲドンやディープインパクトよりも実際に起こりうるストーリーだと思います。この作品こそリメイクして欲しい。CGという安易な技術に頼らずに、映像に携わる方々の純粋な技術によって現代に鮮明によみがえらせて欲しいです。
この頃の日本映画って本当に凄いなの一言。 ウィルスで世界が全滅し、残された南極大陸越冬隊だけが生き残る話な訳ですが、90年半ば?に話題になったエボラ出血熱などリチャードプレストンのホットゾーン当たりの20年は先を行っていた小松左京氏の原作に感動。 で、映像は、コンピュータグラフィクスなどまだ少ない時代で、南極の山々や流氷の映像が実写のためかとにかく凄い迫力。ちょっとCG とは一線を画すリアリティで、今までの映画で見慣れた映像とは凄みが違います。とにかくハードなロケを敢行したことが伺える内容。 とにかく壮大で時間と労力が惜しまず投入された日本映画の傑作。こういう映画が海外に紹介されると良いですね。 因みに、米ソ冷戦当時を背景としたストーリー付けも出てきて、この辺は時代を伺わせます。
SF界の巨匠小松左京の原作で、映像化は困難と言われた作品だっただけに、映画公開当時中学生だった私は大きな衝撃を受けた覚えがあります。日米の旬の俳優が揃い、壮大なスケールで描く人類愛と、東西冷戦を背景にした人間のエゴがもたらす虚無感。
記憶では小説のラストとは少し違っていたと思いますが、もちろん何ら遜色なく楽しめました。過去に何回かテレビでオンエアされたものの、映像ソフトでは殆ど目にすることがなく、いきなりDVDの高画質で楽しめるなんて、本当に嬉しい限りです。