とても良い / 口コミ件数 : 4件
価格 : 3,639 円
映画は潜水艦基地での糧秣から生活物資、そして魚雷の積み込みなどの出撃準備から始まる。海軍中佐の艦長の訓示のあと抜錨、「帽振れ」に送られて、勇壮な軍歌とともに出撃する。このような感動的なシーンは当時、映画館に詰めかけた国民の士気を大いに鼓舞したことだろう。 兵員室のせま過ぎるベッドでくつろぐ兵、艦内での食事、貴重な真水での洗濯など生活の様子から、各種計器類、伝声管による伝令、艦橋で双眼鏡による索敵、急速潜航訓練で梯子をすべり降りる兵員たち、タンクに注水して艦が海に沈んでいく様子を艦橋から撮影した映像などの戦闘行動まで、幅広くカバーしている。戦記本などで読み、想像しか出来なかったシーンが実際の映像で見れた事は望外の喜びでありました。缶詰ばかりの食生活の中で、水上航行中に飛んでくるトビウオが唯一のご馳走となって食卓に並んでいたのには驚きました。また、映像もさる事ながら、ピストンが躍動する発動機の轟音、緊急事態を知らせる警報ブザーなどの音声も記録されていて、潜水艦の隅々まで詳細に知り得るように作成されているのが素晴らしい。 クライマックスは何と言っても雷撃です。敵艦に向けて魚雷を発射!発射管室での魚雷発射シーンは非常に貴重な映像ではないでしょうか。発射後の秒数をカウントする士官。そして魚雷命中!凄まじい命中音が聞こえます。伊六潜の稲葉艦長の戦記で、魚雷命中音は「キン・グワーン」と記されていますが、まったくその通りで驚いた。想像以上の凄まじい轟音です。 戦争下、第一線で活動する潜水艦の内部、兵の生活の様子、そして実際の戦闘が動画で確認できるのであるからこの記録映画というものの価値は計り知れないものがあります。必見であることは間違いありません。是非どうぞ!
いうまでもなく、これは当時の実写である。その時代を生きた乗組員達の紛れもない素顔を見ることができる。各種軍服の着方やシワ、スレや汚れまでが真実であるということである。 全てが興味深いものばかりだが、面白いと思ったことのひとつに、人により敬礼に仕方が微妙に異なるということなどがある。これも当時の実写ならではだろう。 潜水艦自体や敵との戦闘については目を離すことは全くできないとだけ言っておくにとどめるが、乗組員の動作や言葉、服装や帽子などに興味を持って見るだけでも好きな人ならば最高に楽しめる。
戦争当時の日本海軍潜水艦乗りがどのように戦ったのかを今に伝える貴重な映像。 潜水艦内部や乗組員をつぶさに記録し、真の戦争がどのようなものだったのかが実に良く伝わってくる。 潜水艦に興味を持つ人、日本海軍がどのようなものであったのか知りたい人、そして戦争の真実を垣間見たい人にはお勧めの一品。
潜水艦の活動期間を隠す為だろう。○月○日出航。食料○ヶ月分。などナレーションで工夫しつつも画面にはしっかり10月18日(出航より30日目)などと表示されてしまうのが微笑ましい。 外から見ると意外に大きく感じられる潜水艦の船体。だがその内部はパイプや機械、食料が入った袋で狭く。乗員は狭いハンモックで肩を触れさせながら眠る。 ドラマで見聞きするより遥かに小さな魚雷発射音。そして爆発音。浮上して加える砲撃に燃え上がる輸送船の影。 多分に時系列的な編集(神棚に飾る撃沈記録の日時が途中の航海日誌と前後している)はあるが、3ヶ月間の潜水艦生活の記録映画としてとても貴重な作品。 美味しくなさそうな缶詰、甲板に飛び込んできた飛魚を拾い集める兵の姿。暑さのため上半身裸で作業する機関部員。背中にぷつぷつと浮き出る汗。油まみれの右腕。時間の経過と共に増えていく兵士の髭面。 帰港が近づき、仕舞って置いた帽子や水兵服を取り出して手入れする。 バリカンで髭を剃り(痛そう)、真水を使って身体を洗い、身支度をする。甲板に出て太陽の下、煙草をふかし、新鮮な空気を吸う。 彼らの内の何人があの戦争を生き延びる事が出来たのだろうか? ところで、撃沈した輸送船の捕虜が2回(2名)出てくるが、彼らのその後も非常に気になる。