良い / 口コミ件数 : 2件
価格 : 715 円
大ヒットシリーズの1作目で当然、この作品がもっとも出来が良かった。登場人物が多いがミュータントの個性がはっきりしているので、混乱することなく見れる。演じる俳優陣も豪華。なかでもストームを演じるハル・ペリーが良かった。彼女はアカデミー賞を獲っているけど、その後も007などの娯楽映画に出演し続けており、このシリーズでも最終作まで出ている。ふつうはアケデミー賞を獲っちゃうと深刻な社会派映画のような作品に出たがって「私は演技力で勝負してます」みたいになってしまう俳優が多いけど彼女の作品の選び方は好感が持てます。ヒュー・ジャックマンも適役だったけれど、イアン・マッケランとパトリック・スチュワートの両ベテランの活躍も嬉しい。
ブライアンシンガー監督のハリウッドでの超大作のまかされ度というか信頼度の異様な高さがまるで理解できない。Xメンシリーズもスーパーマンもブラシンを起用したことで、妙に爽快感のない大作となってしまっているし。堅実な演出力は認めるが彼でなかればもっと面白かったのではと思うばかりだ。で、このXメンも何がそんなに大ヒットするのか不明である。ストーリーは爽快感に欠けるし、何よりも主人公達の能力が現実ばなれしたマンガちっくなものばかりなのに、作品のテイストはリアル志向では、超能力のスーパーインフレ状態であり、襲い来る危機に何の緊迫感もなくなってしまっている。何より説得力がないのが、ラストで大津波が来て仲間が死んでしまうのだが、メンバーに時間を止めることが出来るヤツ、瞬間移動できるヤツがいるのにこの危機を脱せられないことである。こんな能力が使えるなら、どんな危機も関係ないだろう!