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ペパードという俳優 女性にはわからない男くさい魅力! |
60年代の外国映画を、主にTV映画劇場で楽しんできた自分としては、
アクション映画といえば、S・マックイーン、C・イーストウッドであり、
そんなに大スターではないけど、とても気になる役者のひとりだったのが、
G・ぺパードであった。
60年代中ごろまではまだハリウッドの大作に抜擢されていたが、
いつのまにかB級アクションといわれるもの中心となった。
たとえば、「華麗なる暗殺」でのスパイ役で見せた、ちょっと投げやりで
虚しい表情をしながら、負けてたまるかと虚勢を張って、意地を通すような感じに
男くさい魅力があった。また「野良犬の罠」で演じた私立探偵の、憮然としたニヒルさと
悠々とした立居振る舞いも良かった。
その雰囲気と魅力は、「山猫は眠らない」のトム・べレンジャーや、日本俳優の
佐藤浩市に似ているといえば少しはわかってもらえるだろうか。おそらく、女性より
男性に惚れられ、共感されるタイプだろう。
この戦争映画大作「ブルーマックス」でも、若者の純粋さと無謀さ、悲壮さと虚しさを、
その不敵な面構えの裏に気弱さをのぞかせながら見事に演じていた。
ギラーミン監督は多種多様な映画を作ってきた人で、この映画でも、ドラマチックな
展開こそないが、場面ごとの映像的処理や的確な演出には職人的手際のよさがあり、
配役にも当時活躍の実力スターを起用し、画面を引き締めてくれている。
何といっても、現代には消えてしまった、騎士道精神と虚栄心に満ちた第1次大戦の
ヨーロッパ空軍の貴族的雰囲気に浸れるところがよかったではないか。
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