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1. 良い |
閑居堂さん |
書き込み日: 2005年10月27日 |
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静かな、しかし力強い『史劇』 |
『史劇』というジャンルに入る作品として取り扱われておりますが、全体に、トーンが静かで、活劇風では無論ありません。音楽も、同じく、全体に単調で、「眠くなる」と言ってよいほどの静かなものです。 ところが、見始めると終わりまで『偉大な生涯』につきあわされることになります。本編199分もありますが、私は「長さ」を感じません。 とにかく映像がキレイです。聖画の連続を見るようです。 贅沢過ぎるほどの豪華キャストですが、役者の仕事は、もっぱら身体的な動きではなく、内面的なそれによってなされてまいります。ジョン・ウェインでさえ、呆然と立ったまま、しかも顔も判別できないほどの遠くからのショットで、たった一声あるのみです。そもそもキャスティングの字幕も文字が小さく、誰がどの役かの判別に苦しむほどのものです。ジョージ・スティーブンス監督の深い意図が偲ばれます。 四福音書と対照させつつご覧になることをお勧めいたします。厳密に福音書を映像化したものではないことを理解できると思いますし、また、それゆえにも、監督のキリストに対する思いを理解できるように思います。 星を一つ減じたのは、260分のオリジナル完全版を観たいからです。「眠くなる」“無駄な”シーンであることを理由にカットされたのかもしれませんが、この映画のそのようなスタティックな部分は“無駄”ではなく、内面的な力強さからくるものであるように感じます。オリジナル完全版をぜひとも観たいものです。 |
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