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ROME[ローマ] コレクターズBOX

ROME[ローマ] コレクターズBOX

とても良い / 口コミ件数 : 17


価格 : 11,880 円





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口コミ件数:17 1 2 3 4 次ページ
1.  とても良い sproutさん 書き込み日: 2008年02月08日

TVドラマは勿論 映画をも超えた壮大な映像叙事詩

WOWOWでTVドラマとして放送されていたのを何の予備知識もなく観た。「ローマ」という漠然としたタイトルなので安っぽい歴史ものかと思いきや、あまりに壮大な物語でぶっ飛んだ。製作費が200億円以上というのだから最早TVドラマの枠を超えているのは勿論のこと、映画では上映時間という制限があるが、TVシリーズということで長時間に渡って表現できるという利点もある。まるで最高級な大河テレビを観ているかのようだ。「ローマ」は映画やTVドラマの枠を超え、最高の映像を提供してくれると思う。残酷シーンさえ抑えれば学校の授業に使いたいくらいだ。しかし長い!!テレビ放送時に録画をしようとして長さに断念したがDVDBOXで全話が一度に揃うのは有難い。



2.  とても良い バルバロイさん 書き込み日: 2008年02月17日

主人公は意外な人物

 古代ローマと云えば、「グラディエーター」を見た程度の方もいれば、塩野七生さんの「ローマ人の物語」の愛読者まで幅広い層の人々がいるでしょう。 
 そうした、知識面や古代ローマへのイメージの多様な人々を満足させるように作られている、希有な歴史ドラマです。 
 エンターティメントな部分もさることながら、考証面の細かさ(奴隷とローマ市民との対比や、宗教儀式の描写等)も素晴らしいものがあります。 
 古代ローマを描いての考証の細かさでは、コミックの「クリスタル・ドラゴン」も健闘してますが、実写で見せられるのでは迫力がちがいます。
 全話を通して見るとわかりますが、最終話の最後のシーンで主人公が誰だったのか気付かされますが、それまでの群像劇も楽しめます。



3.  とても良い 池田平太郎さん 書き込み日: 2007年10月23日

現実のローマかくありしと思わせられる逸品

本来、史実に表れてこないローマの姿そのものが、忠実に再現されており、ここに出てくる人々は、良い意味でも悪い意味でも、実際にそこに生きていた人として、活き活きと描きだされている。

主人公は、カエサルでも、オクタビアヌスでもなく、一介のローマ軍兵士二人であり、彼らの生涯と視点を軸に、それら英雄たちと絡ませることにより、一層、当時のローマというものを等身大で描き出すことに成功したように思える。
本来、架空の登場人物などの色づけには不要論を唱える私も、むしろ、これを切り離してみることこそがフィクションであるかのように思え、見応えという点では、実際のローマかくありし・・・と思わざるを得ないほどの仕上がりである。

史実としては、多少、面白おかしく作ってある部分もあるが、街には、ローマ人ばかりではなく、様々な人種が、普通に、各々の民族衣装のままで溢れており、この都市が、雑多な人種の集合体であったことがわかる。
史実には現れてこないであろうローマのマフィア同士の抗争など、その凄惨ぶりは目を覆わんばかりで、さらにローマの女同士の争いもまた、上流社会も日本の大奥の比ではなく、売春婦のそれも「陽暉楼」や「吉原炎上」の比ではなく・・・、とにかく人間の値段が限りなく安価であることに驚かされる。
(その割には警察権力がまるで登場してこなかったところを見ると、ローマには「防衛」はあっても、「治安」という概念は無かったのではないだろうか。)

「貞操観念」、「同性愛」、「拷問」、「人権」・・・・、思えば、キリスト教的倫理観が浸透する前であり、即ちそこは「理論上考えられること」は何でもありの世界なのである。
この点は、いくら古代のギリシャ・ローマに「民主主義の原型」を求めようとも、そこにあるのはまごうことなき古代国家であり、しょせん古代社会は古代社会だな・・という感を強くする。
一部、R-15指定になるのもやむを得ないといえよう。



4.  とても良い am_angelさん 書き込み日: 2008年03月19日

「ROME」を見てから死ね…というくらい、お勧めです!

この『ROME』は本当にお勧めです。少しでもこの作品が気になってレビューなどで情報を集められている方は、どうぞ迷うことなくご覧ください。
「古代ローマの知識はあまりなく、知っているのはシーザーとかクレオパトラくらい…」という人から、「やっぱりローマ軍といえばこの楯だね〜。ギリシアの丸型に比べるとこの長方形スタイルと持ち手のつき方がなんとも…」と細部にまで造詣の深い人まで、幅広く楽しめる極上のドラマに仕上がっています。
制作費を200億以上かけた画面は見事に古代ローマの世界を再現しており、その中で展開するドラマは非常に見ごたえたっぷりです。
この作品では、カエサルやアントニウスなど歴史に名を残した連中の政権争いはもちろんのこと、普通の古代ローマ物では描かれないような、歴史の表面には出ない女性や庶民の姿が描きこまれています。女性ならではの方法で策略をめぐらして政治的な流れをコントロールしていくカエサルの姪アティアや、庶民階級の出身でローマ第13軍団の百人隊長ヴォレヌスとその配下の軍団兵プッロが家族や女性や仕事のことで悩み、政権争いに巻き込まれていきながら、困難な状況下でも固い友情を培っていく姿など、登場人物が織り成す人間模様が本当にリアルな古代ローマの世界を作り上げています。
特にヴォレヌスとプッロの戦友同士の友情物語は人間ドラマとして非常に秀逸で、政権争いのドロドロで陰惨になりがちなこの物語を明るく救ってくれていました。

英語のことわざで「ナポリを見てから死ね」というのがありますが、「ROMEを見てから死ね」と言い換えたいくらいの、本当にお勧めの作品です。

ちなみに、本編は全22話ですが、特典ディスクに古代ローマ社会や登場人物についての解説がいくつかついています。これもしっかり作ってあって、ヘタな歴史番組なんかよりもいいデキですので、こちらも忘れずにご覧ください。



5.  とても良い ともぱぱさん 書き込み日: 2008年05月07日

共和制末期のローマの風俗・文化の的確な描写+優れた脚本・撮影+俳優達の熱演

塩野七生氏のローマ人の物語シリーズの第5巻「ユリウス・カエサル ルビコン以後」に相当する時代が背景の超大作。共和制末期の兵士・元老院階級や庶民の風俗・文化の再現に惜しみなくコストをかけている。まだ皇帝たちの建築ラッシュの前のローマの街の様子、特に庶民の生活が、住居、信仰、スラム街、ギャング同士の争い等、よく描かれている。上流階級の家の作り等は塩野氏の本でも紹介されていたが、それも含めて、犠牲の血をあびる壮絶な儀式、頼りとする奴隷との信頼関係、結婚、オクタヴィアヌスが後に綱紀粛正を徹底せざるを得なかった風紀の乱れ(その彼自身の嗜好もほめられたものではないが)等、何れも百聞は一見に如かずだ。

ローマ人の生活を忠実に再現しつつ、軍団出身の男性2人の熱い友情及び周囲の人々を巻き込む波乱万丈な物語と女たちの争い(特にオクタヴィアヌスの母アティア対ブルータスの母セルウィリア)とにスポットをあてるために、大きな逸脱はないが史実を脚色している。明らかに史実と違う点もある。しかしそんなこともあったのではないかと思わせる、歴史との接点をしっかり保った脚本が素晴らしい。塩野氏の本ではアティアは全く触れられていなかったが、本作では重要人物でその造形が面白い。あと、アントニウス、クレオパトラ、オクタヴィアヌスと彼を支えるアグリッパ等若きローマの指導者は私が持っていたイメージ通りでしたね。オクタヴィアは貞淑な人と思っていたので、本作では意外に思う場面もある。俳優達はチネチッタ・スタジオを中心にした撮影のため2年間イタリアに滞在したという。エキストラもイタリア人。イタリア人スタッフのプロの仕事とイタリアでの撮影が映像に歴史の奥深さを与えている。

大規模な戦闘シーンがもっとあればとも思うが、今後古代ローマの映像作品の規範となる秀作であることは間違いない。



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