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300<スリーハンドレッド>特別版(2枚組) [DVD]

300<スリーハンドレッド>特別版(2枚組) [DVD]

良い / 口コミ件数 : 151


価格 : 3,500 円





クチコミReview一覧
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1.  とても良い じじさん 書き込み日: 2007年10月05日

娯楽作品と割り切って、楽しむが上策

コミックが原作ということで、宿敵ペルシア忍者、ありえない大きさの象、一体
どこから連れてきたのか謎のサイをはじめ、盛り上がるなら何でも登場します。
レオニダス王やテルモピュレーの戦いに思い入れのある人には抵抗があるで
しょうが、ここは割り切って楽しむのが上策でしょうか。

一応歴史に題材を借りていますが、史実からはかけ離れた設定、大胆に単純
化したストーリーの中で、双方大幅にデフォルメされたスパルタ兵とペルシア
軍が激突します。

まるでビデオゲームのような戦闘が繰り広げられますが、超人的な戦闘力を
発揮するスパルタ兵は美しく、抗いがたい魅力があります。戦闘はかなり残
酷なシーンの連続ですが、リアリティに乏しいので生理的な嫌悪感を感る人
は少ないと思います。この映画の見事な戦闘シーンはきっと今後の作品に影
響を与えるでしょう。

7000名のギリシア連合軍の司令官だったレオニダス王が観たら、きっと原
作者や監督は井戸に突き落とされてしまうでしょうが、それでもこの作品は娯
楽として星5つだと思います。



2.  とても良い SI5さん 書き込み日: 2008年02月16日

普通に、楽しめました。

まず、ここのレビューを見て驚きました。
「良くない」という評価が結構、多いという事です。
実際に僕自身、何の先入観も持たずに観たので楽しめたのかもしれません。

CGを映画全体に多用されていることもあって、最初は違和感がありましたが、
直ぐに馴染む事ができました。
またCGでしか、表現しようの無い色彩もあって凄く綺麗でした。

他の方のレビューにあるように、戦闘シーンは必見です。
効果的に使われるスローや、血しぶきもそこまで生々しくなく、流れるような殺陣は観ててカッコよさがありました。

また後半からは、一段と入り込める展開で楽しめますし、
そして、最後の結末も納得できる終わり方で、心が熱くなれました。


こういう映画は賛否両論わかれる作品なのかもしれませんが、個人的には満足できた作品です。



3.  とても良い 楽さん 書き込み日: 2007年09月10日

300+1

300人 対 100万人。
どう考えても無謀すぎるこの『テルモピュライの戦い』はヘロドトスの歴史書に記されている。
以来2500年に渡り語られてきた伝説の映画化だ。

設定からしてとにかくヤバイ。一人でヤクザに喧嘩を売りに行くような人間が300人もいる訳だから、
その手の武勇伝が好きな人は胸が熱くならないわけがない。

ギリシャの都市スパルタのレオニダス王のもとにペルシア帝国は服従させるべく遣いを出す、がレオニダスはこれを拒否。これによりペルシアの大軍勢100万を、手勢わずか300で迎え撃つことになる。
冒頭のこのシーンで一気に引き込まれ気分はもうスパルタ兵。

そして何より気持ちがいいのが戦闘シーンだ。
たかだか300人の兵士が100万もの軍を相手にどう戦う?
当然の疑問の答えは、鉄の結束と完璧なチームワークそして「退く事は死であり、屈する事は死である」というスパルタの美学だ。
そしてその演出も画期的なものであった。

従来の映画の戦争シーンといえば圧倒的な人数で迫力を演出する客観的なシークエンスが主流だったが私はこの演出を快くは思っていなかった。
画面狭しと動き回る兵士たちがあまりにも多すぎるからただゴチャゴチャしているだけであまり迫力を感じなかったからだ。戦争モノの白兵戦はつまらないものという認識でいた。

このザック・スナイダーという監督はそこを分っているようで白兵戦の面白さを(1vs1)×300という方法で完璧に表現して魅せた。
この斬新なアイディアはこれからの白兵戦の主流になるだろうと予感させるだけの説得力のあるものだった。

敵の兵士がありえないデカさだったり、モンスターみたいな象が出てきたりと史実を元にした割には妙にファンタジックだったりするがそれは映画はエンターテインメントという前提があるからで、この映画の魅力はCG、スタント無しの人間の肢体の美しさ、死を覚悟した上で嬉々として立ち向かう兵士達の境地ともいえる精神力が生み出す生の美しさにある。

117分という短い時間ではあるが強い漢に憧れた事のある人間だったら確実に戦場で戦うことが出来るそういう映画だ。



4.  とても良い rs6さん 書き込み日: 2008年06月07日

フランク・ミラーの秘密

ヘロドトスの「歴史」やその他のペルシャ戦争モノに描かれた「テルモピュライの戦い」を比較的正確に描いた映画。紀元前480年8月の3日間の戦いは、「歴史」によればギリシャ連合軍5,200人対ペルシャ軍260万人。スパルタの300人、ペルシャの「不死の部隊」、背後に回られた抜け道(アノバイア間道)なども正確。そして、「バットマン」「シン・シティ」「デアデビル」で独特のコミックを作り上げた米国の作家、フランク・ミラーが、この史劇を同様の様式美で描いた。映画もその様式美に忠実だ。一連の彼の作品は虚無主義で貫かれている。さらにおもしろいのは、「どこかに逃げ込む」深層心理を有しており、「バットマン」の洞窟、「シン・シティ」の掃きだめ、「300」の渓谷など、通常人には耐え難い「すみか」であっても、不思議な安らぎのある自分だけの場所として描かれる。彼の生い立ちが影響していると言われている。



5.  とても良い ケンさん 書き込み日: 2007年11月28日

映画の新しい形だと思います

紀元前480年頃におきたギリシア連合軍VSアケメネス朝ペルシアのテルモピュライの戦いを描いた映画です。

解説すると人類最古のメソポタミア文明では、紀元前3000年頃から紀元前600年頃まで最古の国同士の戦争が続いていました。
四大文明の一つであるエジプト文明もこの戦いの主役の国です。
同時代には遠く離れた中国文明などもありますが、このメソポタミア地域は何千年にもわたって世界の中心でした。

そして紀元前600年頃、メソポタミアに存在した強国を全て滅ぼして人類史上初の大帝国を建国したキュロス2世の国がペルシアです。
四代目のダレイオス1世の登場によりペルシアは絶頂を迎え、ついに世界を越えてギリシアにまで進軍しましたが、
マラトンの戦い(マラソンの語源で有名)で敗北し、遠征は息子のクセルクセス1世に引き継がれます。
この一連の戦いの一つがギリシアのスパルタ王レオニダスとのテルモピュライの戦いです。

本題に入りますと、ストーリーが単純という批判は的外れではないでしょうか?
歴史を忠実に再現してますし、物語の語り手がストーリーにからむ構成も秀逸です。
ただ元の「槍折れれば剣、剣折れれば歯」という壮絶な玉砕戦を想像していた人は、
私もですがラストのレオニダスの展開に予想外と思った人も多いと思います。
ですがこの作品は今までの映画と一線を画していると感じました。
CMを見た限りでは凄そうだという以外に、なんかゲームっぽい雰囲気だなと思ってましたが、
全体をCGで加工した世界観が素晴らしい。
遠中近の3台カメラを使った戦闘シーンに、特にシタールの独特な音楽が凄い。

ここまで独自の個性を持った映画は珍しいと思います。
一時停止したときの各場面もまるで絵のような独特の美しさが生まれていますし、これはあえて画面を加工したからで他の映画には無いものです。
それに、今時一つの映画から流行が生まれることもない状況で、
ディス・イズ・スパルタなんて決め台詞も画期的です。
(残念ながら、音声を日本語版にするとディスイズスパルタは喋りません)

余談ですが、作中に登場したペルシアの「不死身の1万人」は実在したもので、一人欠ければ1万人になるよう補充されたことからそう呼ばれたそうです。
この数年後に登場する有名なアレクサンドロス大王は、たった一代でこのペルシアを滅ぼしてしまったため戦争の天才と呼ばれています。



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