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ヒットラー <2枚組BOX> [DVD]

ヒットラー <2枚組BOX> [DVD]

良い / 口コミ件数 : 11


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クチコミReview一覧
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1.  とても良い サントラ乱気流さん 書き込み日: 2004年10月21日

紛れもなく、第一級品!

「アドルフの画集(2002)」と併行して本作を観れば
よりアドルフ・ヒトラーの人物像がよりリアルに見えて
くるのかもしれない。「アドルフの画集」において
ヒトラーが第一次世界大戦から復員後の1918〜
1920(国家社会主義ドイツ労働党=ナチスに入党する時期)
のプロセスに重点を置いているのに対し、
本作では、第一部&第二部構成で、第一次世界大戦以前の幼児期から
オーストリアの美術学校受験生時代、
第一次世界大戦・陸軍16連隊伍長時代を経て
(母国へ復員後の)ナチス入党(1920)→
ナチス党首(1921)→ミュンヘン一揆(1923)→
獄中での「我が闘争」著述→ナチス再建(1925)→
総選挙でのナチス第一党(1932)→大統領ヒンデンブルク
からの首相任命(1933)→国会議事堂放火事件(同年)→
全権委任法の成立&ワイマール憲法の停止(同年)
というナチスの一党独裁体制を確立した
時期までのプロセスが彼の私生活&歪んだ人格形成も交え、
詳細に描かれている。
緊迫感のあるノーマンド・コーベイルの映画スコアといい、ヒトラー役の
ロバート・カーライル、ヒンデンブルク大統領役のピーター・オトゥール、
新聞記者役のマシュー・モディーン、そしてその他の脇役陣の名演技
も重なり重厚感のある素晴らしい作品に仕上がっている。
紛れもなく、第一級品!



2.  とても良い さん 書き込み日: 2004年07月13日

冴え渡るカーライルの独裁者!!

米制作の2時間ドラマ二本です。

とにかく恐ろしい程にはまり込んだカーライルの演技にしびれます。
小男でエキセントリック。彼のためにあるような役でした。
少年時代は『ラブ・アクチュアリー』のリーアム・ニーソン息子が出ていて上手で嬉しかったです。

映像も美しく、戦場シーンもドイツの当時の再現も感心させられ、特に革命の場面でピケを張るところなどは相当盛り上がってしまいます。

ストーメアSA長官(ちゃんと美少年とベッドインしてる)との友情と別離、モディン記者(妻との情愛が素敵。しかも上半身裸で健在アピール)との友好と別離、オトゥール首相(ヒトラーに縋り付いてます)との駆け引きなんかも見もの。

リーブシュレイバーのパトロン男爵もアメリカ視点で甘さがあるとはいえよく描けていたし、妻役の人の見事さといったら!!

孤独な魂が時代という味方を得てパワーを身に付ける。
その臨場感を味わってください。



3.  とても良い ノキマさん 書き込み日: 2006年08月12日

メーキング・オブ・ヒトラー

ストーリー全体としては、ヒトラーという偶像がいかにして作り上げられていくかを史実と登場人物の心情を上手に絡めて表現している。

劇中において、ヒトラー側近は、初めのうちこそアクセルを踏んだり、ブレーキをかけたりと制御をしているが、それはやがて制御が聞かなくなり暴走していくのである。「ヒトラーという偶像」を求めつつも、その「狂気」を恐れる人々によるいわばメーキング・オブ・ヒトラーである。

一方で、ヒトラーの人物像やコンプレックスも上手に描かれており、かつて姪(つまりヒトラーの母)と結婚し自分を虐待した父への非常に強いコンプレックスを強く抱きながら、物語全編にわたって登場する女性に母の姿(むしろ理想の母)を写している。
それは、姪のゲリに対する盲目的で自己中心的な愛情、部下の妻であるヘレーネに求める強い母親像、そしてエヴァに求めるゲリへの思い出などにより表現されている。

キャストとしては、ヒトラーの神経質で臆病な、そして繊細にして凶暴な側面をロバート・カーライルが好演している。落ち着かない動作や、絶えず動く視線、狂気的な感情の爆発などなど・・・
ご存じの通り、彼はトレインスポッティングにおいて、あのいかれたベグビーを演じている俳優である。評価は色々あるようだが、私としては彼ほどヒトラーの役をこなすのに向いている俳優はいないと思う。

なお、余談ではあるが、この映画を見るに当たって、水木しげる著「ヒトラー」という文庫漫画を見ることをお勧めする。映画に対する理解が非常に深まること請け合いである。



4.  とても良い 総統さん 書き込み日: 2008年01月06日

ヒトラーを知る上での参考として

権力が絶頂となったヒトラーを知る上での映像は事欠かないのだが、ビヤホール時での駆け出しのヒトラーを映像で見る事は不可能である。そのような事実を踏まえた上で、駆け出し時代のヒトラーに対する想像力を齎してくれる物として、このドラマには価値があると思う。事実関係との差異や描かれ方に関しての疑問は視聴者が本などを見て解決すればよい。カーライルの演技は素晴らしく、時代背景なども丁寧に描かれている。価値のあるドラマだと思う。



5.  とても良い とん太さん 書き込み日: 2004年11月07日

最悪の気分になりました。でも見て良かったです。

ヒトラーの人生とナチスの台頭を描いた映画です。

日本の昭和初期の本を読むと,腹の底からガッカリという感じになりますが,第1次大戦から第2次大戦までのドイツは,それ以上のものがあります。一連のオウム真理教事件を知った時の気持ち悪さに似た物もそれに
含まれます。歴史に目を背けない勇気を持つ方、どうぞご覧になって下さい。



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