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映画館のスクリーンで観なかったのが悔やまれる傑作! |
劇場のスチール写真そのままの、
優しい雰囲気で展開する現代の御伽噺である。
殺伐とした都市の片隅に、馴れ合いではない
人と人との暖かい心の交流が、真摯に描かれた傑作だ。
クリスマス物だからと華美に飾り立てることなく
小声や微細な表情で演技できる俳優を揃えた画面は
全編ジャズの調べとともに、仄かな灯りに照らされ
ややセンチながらも、必ずや観客の琴線に触れることだろう。
舞台の中心となるジャズバーのマスターに扮する
佇まいだけで絵になる豊川悦司と、
向かいのキャンドル屋の若きオーナーに扮する
『奇跡の人』の熱演も記憶に新しい田端智子の二人が
醸し出す独特の空気感は格別である。
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