DVD 雁の寺 [DVD]の口コミを検索

トップDVDドラマ総合雁の寺 [DVD]
を 商品名

雁の寺 [DVD]

雁の寺 [DVD]

とても良い / 口コミ件数 : 3


価格 : 4,210 円





クチコミReview一覧
評価の高い順 評価の低い順 書き込み日の新しい順
口コミ件数:3 1
1.  とても良い kyotopopさん 書き込み日: 2006年03月28日

川島雄三とF・フェリーニが握手した

 昭和初期の京都の禅寺を舞台に、あるまじき痴態に狂う住職と、
口べらしのため寺に預けられた修行僧の確執から起こる事件を軸と
して、和製フェリーニと呼ぶがごとき視線で生臭坊主達の生態をブ
ラックな視点で描く。

 「しとやかな獣」同様、覗き込むようなアングルを多用した、
脂っこいカメラワークが映し出す若尾文子の存在が白眉。住職を狂
わせ、思春期の修行僧を溺れさすその色気。「うち、見られてし
もた・・」とつぶやく場面など最高である。

 若尾が修行僧の犯行に気づいて寺をさまようクライマックスから、
すっかり観光地化してしまった現在の寺を紹介する場面。戦前と戦
後の異なる視点から、世俗化してしまった仏門の世界をあぶりだし
ている。邦楽とモダンジャズの使い分けも見事。



2.  とても良い emir1969さん 書き込み日: 2005年08月25日

情が深いのも良し悪しか、

やっちゃ場の女、ふうてん老人日記、爛(ただれ)、その夜は忘れない、家庭の事情、雁の寺、しとやかな獣たち、以上7作品が若尾文子29歳、主演女優としても時期的には邦画の全盛期でもあった1962年のたった一年間の全主演作、作品名を並べただけなのに時の勢いというものは凄いものなのだな、とあらためて感心を越えて感動してしまいます、現在の29歳前後の人気女優を主演にして1年間で同様の映画群を作り上げるなど夢のまた夢でしょう、(小津安二郎遺作「秋刀魚の味」も1962年公開)

若尾は1960年代末の邦画衰退期まで(自身の年齢で30代半ばまで)主演女優として活躍を続けますが1962年は正にキャリアの頂点といって過言ではない活躍だったわけです、当然に極めて重要なことだが「美貌と色香」も圧倒的だったことを忘れてはならない、当時、若尾文子目当てで劇場に向った大多数の男性観客がこんな女なら寿命を縮めることがあってももいいかもしれない、と思いながら鑑賞したであろうことも間違いないのである、

本作は水上勉のベストセラー小説を監督川島雄三、脚本新藤兼人の名コンビで脚色したもの、若尾が主演でなければ決して実現しなかったであろう「情」の深さが当時の邦画界プロフェッショナル達の腕の確かさにより見事にフィルムに焼きつけられた逸品、けっして誰にでも勧められるような気楽な物語ではないが、重い映画、に免疫のある方にはぜひ鑑賞を奨めたい(重い、といっても松竹ヌーベルバーグが発散しているような政治プロパガンダ的な重さはうすい)、若尾ばかりを取り上げてしまったが、いつもながら清冽な印象を残す木村功ほかの見所ももちろん多い、



3.  とても良い porkpie_boogieさん 書き込み日: 2008年12月17日

川島美学の最高峰

コントラストの効いたモノクロの画面に立体的に浮かび上がる若尾文子の肉感的な
体と卑猥な雰囲気、そして湿り気を帯びた喋り方…。
川島雄三監督が若尾文子を起用した映画は3本あるけど、中でもこの作品が個人的
にはベスト。脇もそれぞれの仕事をきっちりこなしていて、
「演技」という不自然さなど微塵も感じさせない映画としても見事な仕上がりが
見終わった後の至福のひとときをもたらしてくれる。
京都弁とはちょっと違うような気もする(もしかしたらオリジナルの方言かも)
独特の話し方もすごく好き。私にとって日本映画の“発見”だった1本です。
昔の日本映画がみたいけど、何をみたらいいか・・・って探している人には
是非見てもらいたいです。



1

外国映画
日本映画
アニメ
ミュージック
テレビドラマ
ドキュメンタリー
お笑い・バラエティ
ステージ
ホビー・実用
スポーツ・フィットネス
キッズ・ファミリー
アイドル