とても良い / 口コミ件数 : 2件
価格 : 3,909 円
雷蔵扮する丹下典膳は純粋に武士道を貫こうとするために、仲間から疎んじられ挙句の果てに妻を強姦されてしまう。もう一人の主役、勝新太郎扮する中山安兵衛は典膳とふとしたことで知己となり、深い友情で結ばれるが、後に恋敵にもなる。恋に破れた彼は傷心のうちに堀部家の養子となる。職を辞して復讐の鬼となる典膳と、堀部家の一員となったがために赤穂浪士として同じく復讐に燃える安兵衛の運命は・・・・。という具合に数奇な運命に弄ばれて滅びていく二人を中心に、赤穂浪士や生類憐れみの令などを巧みに取り入れた、伊藤大輔のシナリオが完璧。雷蔵と勝新も好演。個人的には、一番好きな雷蔵の映画。雪の中で壮絶な斬り合いをするラストシーンは映画史上に残る名場面。全盛期の大映を支えた偉大なる「プログラムピクチャー作家」森一生畢生の作品。必見です。
雷蔵の代表作であるとともに、芸術的な面においても抜きん出た魅力があるという評を耳にしていたために実際に鑑賞するのをすごく愉しみにしていた作品でした。 ジャケットも美しいしね。話は簡単なようでちょっと複雑?? 時代劇に明るくない私は事細かに理解することは(現時点では)出来ていないのですが、 それを差引いてもやはり素晴らしい作品を見たという気分でいっぱいでした。 大映京都の大きなセットはかえってCGでは作り出せない迫力とそこにある雰囲気、 手造りで仕上げられた“生”の宿る素晴らしいセットで堪能できるし、雷蔵をはじめとする演者の質も実にハイレベル。 冒頭のシーン、タスキが乱れたままの勝新が道を走っているシーンで使われた、画面の上下で天地を逆さまに魅せる演出は実にクリエイティブで斬新。 こんな演出初めて見ました、いや、本当に。森監督に感服です。 DVDでは解説とともに当時のキャストのインタビューが掲載されたブックレットが付属しているので、より深くこの世界を味わうことができるのではないでしょうか。