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価格 : 1,783 円
ヒューズ・エアクラフトやハワード・ヒューズ財団などで名前の知られるハワード・ヒューズの半生を描いた映画.彼の個性が十二分に描かれている.レオナルド・ディカプリオは奇想天外な奇才ぶりをうまく演技していると思う.目つきや眉間のしわなど,鬼気迫る形相が印象的. 残念なのは,ハワード・ヒューズとその周りの人たちとの関係が全然描かれていないこと.エヴァ・ガードナー(ケイト・ベッキンセール)がいきなり登場して,また後で出てくるのですが,どういう文脈で出てきているのかは全く不明.また,キャサリン・ヘップバーン(ケイト・ブランシェット)がハワード・ヒューズのどこに惹かれ,彼をどう愛したのかもほとんど分からない.さらに欲を言えば,あれだけの専制君主的ボスに長年仕えた部下についても知りたいところ. DVDに収録されている映像にも貴重なものが多い.未収録映像や関係者のインタビューだけでなく,ハワードヒューズを特集したヒストリーチャンネルの番組をそのまま収録しているのは圧巻.
米国経済史に残る実業家にして大富豪、ハワード・ヒューズの 半生を描こうとした映画。 ヒューズには、経済力、経営力(=積極的なM&A)、技術力(=航空 機設計)、政治力、芸能活動(=映画制作、著名女優との交際)、 奇行癖(=過度の潔癖症)といった、多様な、かつ、それぞれが 特筆もののハイライトがあるが、この映画はそのうちどれに焦点を あてたものなのか、分からなかった。 すなわち、色々なエピソードを描く場面が走馬灯のように次から次へと 繰り広げられるが、互いの関連性の説明が十分で無い為、ツギハギの 様相で、観ていて混乱してしまった。また、人間関係の描き方も同様に 不十分で、個性ある登場人物がそれぞれ唐突に現れては消えていくと いうスタイル。 想像するに、(ちょうどヒューズの映画監督としての代表作である 「地獄の天使」のように?)上述のヒューズのハイライトを、焦点を 定めること無くあまねく描こうとした結果、長大な内容になってしまい、 最終段階でバサバサと編集することを余儀なくされた結果、このような 唐突+ツギハギ的な作品に仕上がってしまったのではないだろうか。 カメラワークや映像、俳優の演技には見るべきものがあっただけに、 残念であった。