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印象に残る映画でした 演技の質の高さがその素晴らしさの源でしょうか |
しっとりした映画で無駄なシーンがなく、ストーリーもシンプルで、時代劇の美しさが出ていました。
木村拓哉は難しい役柄を確かな演技力で演じきりました。困難なことに立ち向かっていく主人公の姿とキムタクの姿がダブり、画面に惹き込まれていきました。
美しいと言えば、キムタクの妻・加世役だった壇れいの立ち振る舞いがとても良かったですね。宝塚の娘役のトップスターで、映画初出演でしたが、演技力は抜群で、とても光っていました。宝塚歌劇の中国公演では、「楊貴妃の再来」とまで評価された人ですが、良い女優を見出したものです。
「パッチギ!」でも好演していた笹野高史がキムタクに仕える徳平役で、良い脇役を演じていました。画面がひき締まる思いがします。
原作の藤沢周平 「盲目剣谺返し」(『隠し剣秋風抄』所収 )を読みましたが、短篇なのですね。映画化にあたって、小鳥や蛍を上手に使用しており、登場人物の心情に絡んだ演出はなかなかのものでした。原作よりも夫婦の情愛が上手く伝わったように感じましたが。
主人公の境遇を考えますと、自暴自棄になっても仕方がないかも知れませんし、あのような行動に出るのもよく理解できます。ただそれでも生き続けるのだ、という強いメッセージか画面から如実に伝わりました。幸せって実に身近なところに存在しているのです。確かな夫婦の愛の美しさが存在するからこそ、この映画も希望の光の中で終っていきました。
山田監督作品ですので、悪いはずはありません。 |
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