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マーティン・スコセッシ版「市民ケーン」という感じ。 |
これ本当にマーティン・スコセッシの作品なの?随分洗練されているじゃないか。「ギャング・オブ・ニューヨーク」がひどかったので全然期待していなかったけど、意外にも見応えのある秀作に仕上がっている。レオナルド・ディカプリオの演技は熱演だが、子供っぽく渋さが足りない。だが、マーティン・スコセッシの演出はこれまでで一番スマートで粋な演出と言ってよいだろう。「タクシードライバー」や「グッドフェローズ」などの血生臭いドロドロした映画とは異なり、「市民ケーン」や「ビューティフル・マインド」のような人間の尊厳さ、ヒューマニズムを謳いあげたような作品であるが、堅苦しさはなく、ジャズを多用するなど映画に入り込めるような配慮が至るところにしてあるのが良い。もちろんハワード・ショアのダイナミックなスコアも聞き応え充分である。しかし、どうしても「市民ケーン」とかぶってしまう。マーティン・スコセッシ監督だったらもっと独創的な映画を作れるのではないだろうか。航空会社パンナムの社長役アレック・ボールドウィンは存在感がなく、平凡な演技で作品の質を落としているのが気になった。唐突なエンディングにも多少戸惑ったが、こんなものだろう。。。 |
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