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1. とても良い |
わんるんさん |
書き込み日: 2004年08月25日 |
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色褪せない魅力 |
百年前に書かれたベストセラーのTV映画化第二弾。数冊分のエピソードを巧みに脚色しています。少女時代、大の原作ファンでしたが、映像の方が優れていると思います。また、このシリーズは一話完結なので、一作目を観ていない方でも大丈夫です。 感受性が鋭く、才気煥発なアン・シャーリーは、癇癪もちでおっちょこちょい。彼女の周りには、いつも笑顔と騒動が絶えません。事件のたびに、持ち前の機転と意思の強さで乗り切っていく。現代よりも密接な人間関係から生まれるあれこれが、面白おかしく描かれます。 アンは娘盛りです。少女から女性へと変わりつつある、微妙な年頃。幼馴染からの求愛に戸惑ったり、親友の結婚を複雑な気持ちで見つめたり。「どうしてみんな変わっていくのかしら。いつまでも子供のままでいたいのに。」 そして、希望を胸に、見知らぬ土地へ教師として赴任しました。甘やかされた、金持ちの子女達を相手取り、大奮闘。喜怒哀楽に満ちた青春の日々が、忙しく過ぎ去ります。アンの深い愛情は、ここでも人々を変えていくのです。けれども、充実した見た目とは裏腹に、故郷への思いが募ってくるのです。 美しいカナダ プリンスエドワード島の自然。大好きなマリラ。(育ての親)グリーンゲイブルスに帰りたい。(アンの家の呼び名) 理想を求めて旅立った若い人。しかし、探し物は元いた場所にあったと気づく物語です。世紀を越えて愛されるヒロインが魅力的。観ている人は自分の中にアンを見つけ、共に笑い、泣くことでしょう。そして、いつかあの島に帰りたいと願う。老若男女、全ての方にお勧めできる名作です。 |
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2. とても良い |
さん |
書き込み日: 2003年08月17日 |
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少女から大人の女性へ |
時間にして4時間弱ですが、『赤毛のアン』のユーモアや情感、郷愁いっぱいの作品です。 誰もがもっている、どうにもできないような意地や袋小路に入り込んでしまったような心の不幸を抱き続けてきた女性達にアンは寄り添い、アン自身も大人の女性へと成長します。 行動力があり、また機転も備えたアンですが、まだまだ少女っぽさを残しています。そのアンが懐かしく、18才のアンがよく描かれていると思います。 残念ながら監督ケヴィン・サリヴァンの赤毛のアンは今作で終わりです。この監督あってこそ小説ファンをここまで惹きつけたのだと思わずにいられません。 原作を尊重する、このサリヴァン自身、赤毛のアンをきっと愛していただろうな、と画面を見ていると感じます。 これでサリヴァンのア!ンが見納めだと思うと残念でなりません。 また、マリラ役のコリーン・デューハーストは亡くなってしまい、マリラも今作でお別れです。コリーン・デューハーストの深みのあるさりげない愛情表現や演技は特に素晴らしかった。マリラといえば、コリーン・デューハーストしか思い浮かばないほどに適役でした。 4時間を4時間と思わせない、アンを堪能できるすばらしい作品です。 |
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