 |
四元奈生美の「自分探し」の旅でもあった、ゆっくり、のんびりの、てくてく旅 |
四元奈生美の名が世に知られるようになったのは、暗いイメージが付いて回る卓球を、メジャーなスポーツにしたいとの思いから着用するようになった奇抜なユニフォーム姿が、突如、マスコミで報道されてからのことだろう。その彼女も、今ではすっかり「卓球界のビジュアル・クィーン」として、卓球界の元祖アイドル福原愛を上回るような存在になった感があるが、それも、彼女がこの番組に登場して、その人懐っこく、愛らしい人となりが、お茶の間を通して、子供から老人まで、広く一般の人にも知られるようになったことが大きかったのではないだろうか。
彼女のこうした活動に対して、競技だけに専念している選手の中には、冷ややかな目で見ている人もいるだろうことは容易に想像できるのだが、私にいわせれば、それは、卓球に対する熱い思いの表現の仕方の違いに過ぎない。少なくとも、ファンとしては、彼女の一連の活動を暖かく見守ってあげたいし、この番組への登場後の全日本選手権混合ダブルスで準優勝し、実力で雑音を封じてみせた彼女に、拍手を送りたい。
さて、この番組での彼女は、人懐っこさとともに、こうした番組には欠かせない、何事にも好奇心旺盛なところを見せているだけでなく、放送前に初めて手ほどきを受けたという俳句を始め、随所で、結構、器用な一面も見せている。また、第3巻の特典映像でも特集されているのだが、さすがに「ビジュアル・クィーン」らしく、45日間毎日、さりげなくファッションを変えているのも、注目だろう。
ところで、この旅の節目で、彼女が本音を語っている。それによると、彼女は、「自分は、スポーツを何のためにやるんだろう?」と悩んでいたようで、その悩みが、この旅を経験することで解決したのだそうだ。ゆっくり、のんびりの、てくてく旅は、彼女自身の「自分探し」の旅でもあり、人の暖かさを知り、心が温まる、彼女にとって、贅沢な旅でもあったのだ。
|
 |