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七人の侍(2枚組)<普及版> [DVD]

七人の侍(2枚組)<普及版> [DVD]

とても良い / 口コミ件数 : 32


価格 : 3,992 円





クチコミReview一覧
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1.  とても良い DVDマニアさん 書き込み日: 2007年08月29日

世界映画史上に残る傑作がこの値段で買えるなら

 まだこのDVDを持っていない方は絶対に買いです。私は以前8400円のDVDを買いましたが後悔はしていません。それよりも世界中の映画人が教科書と崇めているこの傑作が5000円前後で買えるようになったことで多くの人たちに見てもらえることが単純に嬉しい。邦画のDVDの価格を下げるのは難しいと思うが、2枚組みでこの値段なら通常の新作を2本我慢すれば買えてしまいます。
 買って見ていただければその面白さは保証付きです。映画史上最高のアクション映画にして日本映画のベストワン。後半の合戦シーンは大迫力。CGなんか使わなくても人と馬のぶつかり合いと名演出でこれだけ迫力ある映画が作れる。野武士の隠れ家の奇襲、村中の罠を使った戦いから、夜間の戦闘、戦略上わざと無防備にした村の裏手の森の頭数減らし作戦、そして雨の中の最後の決戦まであの手この手で工夫されまったく飽きない。
 七人の侍や侍集めのエピソードも秀逸で、七人の侍のキャラクターもリーダー(志村喬)、参謀(稲葉義男)、古参(加東大介)、プロフェッショナル(宮口精二)、エリートではないがその場をなごませる人(千秋実)、新人(木村功)、既成の組織からはずれた型破り(三船敏郎)とそれぞれの役割が必要にして十分という見事な人物像であり、実社会(例えば職場の中)でも誰が志村喬で誰が三船敏郎でと当てはめてみたくなる。しかも侍だけでなく、四人の百姓たちの人物像の描き分けも見事だったし、女性像も積極的な志乃のキャラクターは女性を描くのが上手くない黒澤にしては良いキャラクターだった。テレビの時代劇しか見たことのなかった当時、あの髷(髷が真四角に固まっておらず、両横の髪が異常に低い)も斬新でした。
 あまりの面白さに3時間半がアッという間に過ぎてしまいます。私にとって生涯のベストワンはいまだにこの作品です。このような優れたオリジナル脚本を書ける映画人は残念なことに今や皆無になってしまっており、製作費を何十億費やそうとも、スター俳優を集めようとも、こんな映画は二度と出来ないのではないでしょうか。



2.  とても良い 東の風さん 書き込み日: 2007年11月02日

七人の侍それぞれの個性があざやかに描かれているなあ

 疾風迅雷、ダイナミックな画面の強さもさることながら、七人の侍のキャラが立っていて、それぞれの個性があざやかに描かれていたところがよかった。
 志村 喬の勘兵衛、三船敏郎の菊千代、木村 功の勝四郎、宮口精二の久蔵、千秋 実の平八、稲葉義男の五郎兵衛、加東大介の七郎次。
 勘兵衛が、風を切るように家の中に走り込むシーン。悪酔いした菊千代が、偽の家系図を追って宿場の中を駆け巡るシーン。久蔵が、一騎打ちの決闘で相手を斬るシーン。七郎次が、勘兵衛の良き女房役として繕い物をするシーン。などなど、彼ら七人の侍たちそれぞれのエピソードが、とても魅力的なんですね。
 なかでも好きなキャラは、菊千代と久蔵のふたり。無鉄砲でやんちゃな菊千代の「動」と、剣に生きる男・久蔵の「静」。三船敏郎、宮口精二の演技が、実に見ごたえがありました。



3.  とても良い junichiroさん 書き込み日: 2008年01月05日

ここまで面白いとは・・・

評判が良いので、期待大で観ました。
が、期待を裏切りませんでした。

面白い!本当に。大人の娯楽映画である。

登場人物一人一人が生き生きしていること!特に菊千代。何て愛おしいキャラクターだろうか。三船敏郎の演技も最高である。あんな豪快な演技をする役者、初めて見た。
痛快でした。本当に最高でした!生命力に満ち溢れた映画だった。

リアルタイムで黒澤明の映画を観た事が無い自分にとって、スピルバールやルーカスが尊敬する人という事でその名前を知っている程度でした。

観る事が出来て本当に良かったと思える映画だった。



4.  とても良い 歌舞伎さん 書き込み日: 2009年02月13日

魂揺さぶり 命たぎる 金字塔映画

正直 何から評価したら良いのか 迷い過ぎる程 素晴らし過ぎる 困ります 文句なんて とんでもない 完全無欠の映画です 私は舞台でも映画でも年数回 役者として演じさせてもらってる者ですが 観る側よりも 演じる側として 演出側として何度も見直してみても恐ろしい程 鳥肌が立ち 汗が出てきます 全てが神の領域です
感想の最後に切られ撃たれ死にゆく野武士も侍も 死に様がリアルです 中には あっけないとか迫力がない死に様という 糞馬鹿の方々もいますが 人は演出たっぷりの死に方なんてしないです あのような場面では 人はあっけなく死に ズタボロのゴミクズのような屍に変わってしまうんです そこまで死に様でさえ計算尽くした監督とスタッフには脱帽して頭が上がりません 菊千代の死に様に何度観ても目頭が熱くなります



5.  とても良い 山田晃嗣さん 書き込み日: 2007年10月17日

製作者の情熱と気迫に圧倒される映画

いよいよ待望の黒澤映画の廉価版DVDが順次発売される。
そのニュースを聞いて、早速予約してしまった。
もちろんまだDVDは見ていないが、DVDへの期待を込めて
始めてこの映画を見たときのレビューをまとめておこうと思う。

私は初期の黒澤映画リアルタイムに見られた世代ではないが、
実に幸運なことに映画館で七人の侍に出会うことができた。
まだ20代前半の頃だったと思うが、東京に出張で来ていたおりに
時間が余ったので何の気なしに見たのがリバイバル上映中のこの映画だったのだ。
本当にこの幸運には感謝したい。
その後何度かテレビでも見たが、やはり迫力が違う。

この映画は決して感動を呼ぶようなストーリがあるわけではない。
話自体はむしろ煮え切らないものが残るような結末だ。
それでも映画を見終わった後の「感動」は、
他のどの(感動を呼ぶはずの)映画よりもダントツで大きかった。
なぜそこまで感動できたか?
映画のストーリではなく、出演者を含めた映画製作者達の情熱が
ストレートに感じられたからではないか。
映画のストーリはフィクションだが、
「これほどまでの映画を造ったこと」は紛れも無い事実だ。
事実だからこそ、またそのスケールがあまりにも大きかったからこその感動だろう。

考えてみて欲しい。この映画の公開は1954年。
太平洋戦争が終わってまだ10年も経っていない年なのだ。
日本がまだ敗戦の影響から抜け出せず物資も乏しい時代に、
ここまでのスケールの映画を造ってしまった。
黒澤明をはじめとする製作者の情熱と気迫は、いかほどのものだったのだろうか。

この映画の素晴らしさは前編にわたって続くが、
特筆すべきは終盤の雨中の格闘シーンの凄まじさだ。
どんなに最新のCGを使った映画も、このシーンの迫力にはかなわないだろう。

DVDに併せて、この際テレビも大画面に買換えてしまおうか、
今真剣に悩んでいる。



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