とても良い / 口コミ件数 : 1件
価格 : 4,173 円
1993年の伊丹映画祭の楽屋で、ゲストの有川貞昌氏にお話を伺ったことがあった。 その話の中で有川氏は、この『南海の花束』について、 「あれを観て、人生が変わった。映画を志した。」と、 おっしゃっていたことを、鮮明に覚えている。 怪獣だけでなく、円谷英二の特撮全般に興味のある方なら、必見の傑作である。 キネマ倶楽部の通販ビデオは高価で手が出せなかった方も、今回は入手していただきたい。 一般映画としても、なかなか良くできている。 杉村春子の役の扱いが余りにも軽いので、 「さすがの杉村大先生でも、戦時下の映画では、こんな端役もなさったんだなぁ」 と思いながら観ていると、最後の最後、一番の泣かせどころで、 おいしい所を全部さらっていく名演技! このワンカットがあるから、この役は杉村春子だったのか! と感心させられた。