とても良い / 口コミ件数 : 9件
価格 : 3,763 円
樋口監督や庵野監督も絶賛のこの映画、ようやくDVD化されて嬉しい限りです。 タイトルは重いが、そこは喜八監督の事、シリアスな中にも笑いがあり、杓子定規な「戦争映画」の枠に収まらない作品になっています。 主役級の俳優達は勿論のこと、それこそ名も無い脇役の最期まで丁寧に描いているのですが、「名も無い」彼らが何と魅力的であることか!!これは脚本の力ですかね。 それぞれの登場人物たちを追うだけでも何回も繰り返してみてしまえる。正に「買って損の無い」DVDです。 イーストウッド監督は絶対「沖縄決戦」を観ていたと思いますよ。
VHS以来、約15年振りに見ました。 年数得ても色褪せない作品ですね。 極端に美化・惨化されずに作られた「昭和史」だと思います。 国内でどのような戦があり、どのような惨状が展開されたのかを、若い方にも見てもらい、ぜひ知ってもらいたいですね。 発売タイミングが丁度いいですから、アホな教科書何とか委員会とやらにも見させてやりたいものです。
私は戦後生まれで、戦争のことは知りませんが、この「沖縄決戦」を見て、改めて決して戦争をしてはいけない、沖縄の悲劇を繰り返してはいけないと実感しました。是非、この映画を見て下さい
岡本喜八監督の作品群の中で、戦争を取り上げた題材として、終戦までの政府の動きをおった「日本の一番長い日」や、岡本監督の個人史も投影された「肉弾」は有名ですが、本作もそれに劣らない作品です。 昭和20年の沖縄戦は、15万もの県民に犠牲者を出した悲惨なものでしたが、その沖縄戦全体を大きな群像劇として描いていきます。予算的な制約(戦闘シーンの撮影なのに日米両軍あわせて2個小隊分しか集められないときも)なども、岡本監督の技術や、それこそ東宝名物の特撮も駆使して再現していきます。 沖縄を本土防衛の捨て駒とした、参謀本部の作戦指導のあり方から、戦場で生活していく人々の姿まで、俯瞰から蟻の視点まで広がる作品をだれることなく見せるのは、優れた俳優の演技と、やはり監督のすごいところです。 また戦闘描写も、「プライベート・ライアン」やイーストウッド監督の「硫黄島2部作」に劣らず、凄惨な場面もできる限り再現されています。 個人的には「ダイヤモンド」である池部良さん扮する大田実少将の描かれ方が印象にのこります。
沖縄戦の追悼式を迎える時は、必ずこの「沖縄決戦」を見ることにしています。毎年やって来る6月頃には、是非この悲惨な出来事を風化させないために、今の人々に見てもらいたいと思います。