とても良い / 口コミ件数 : 1件
価格 : 4,239 円
タイトルからおわかりの通り、当時、「無責任男シリーズ」で人気絶頂だった植木 等翁が木下藤吉郎・・・、後の豊臣秀吉の出世物語を演じたものだったのですが、いやあ、何度見てもいいですね。 (ちなみに、妻、ねね役は、日本が誇るボンドガール、浜 美枝でした。でも、私的には若林映子さんの方が好きでしたけどね(笑)。) 太閤記の中で有名なエピソードと言えば、織田信長の草履取りとしてスタートした木下藤吉郎が、真冬に信長の草履を抱いて温める・・・というシーンがありますよね。 太閤記では、ここで、信長から褒められるのですが、この映画では、ハナ肇演ずる織田信長から、「ごますり者めが!虫唾が走るわ!」と一喝され、翌日から、草履取りよりさらに格下の馬屋番に左遷されるのですが、植木藤吉郎は、「めげない」んですね。 普通なら、落ち込んだり、投げやりになったりするものでしょうが、とにかく、めげない・・・。 軽〜いノリで、「いやぁ、結構結構」などと言いながら、馬屋に赴任する。 まあ、ここまではないにしても、実際の秀吉という人も、結構、これに近いような、気にしない人だったんじゃないですか(笑)。 でも、人間って、妙なもので、普通、こういうのを見ると、「こんなやつが羨ましいよ」とか、「俺がこんなに苦労しているのに!」とか、「ふざけやがって!」なんて、とかく、ネガティブに考えそうな気がするのですが、この映画に限っては、「こんなにうまく行けば苦労はないよ」とわかっているにもかかわらず、見終わった後、「よーし、俺も一丁、行ってみようかぁ!」と何の根拠もないファイトが湧いてくるという不思議な作品です。