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日本のいちばん長い日 [DVD]

日本のいちばん長い日 [DVD]

とても良い / 口コミ件数 : 29


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1.  とても良い FORRESTさん 書き込み日: 2007年04月23日

決起工作に奔走する、青年将校たちの熱意と狂気を描く傑作!!

 近衛師団長惨殺シーン、三船敏郎演じる阿南陸相の自決シーンは目をそむけたくなるほどの迫力がある。この作品が白黒で良かったと思う。

 決起工作に奔走する青年将校たちの軍服の、脇から背中を黒く染める汗の描写。額に光る玉の汗。参謀飾緒をはねあげながら、長い坂道を自転車で駆け上がる彼らの異様なエネルギー。おそらく実戦経験がなく、目の前に広がる本土空襲の災禍も国民の窮状も理解しようとしない彼らが、なお、国家のためと終戦阻止の決起に情熱をかける。ここには「敵を知らず、己を知らず」自分の都合のままに主観的感情的な戦争指導に暴走した昭和の陸軍軍人の典型が浮かび上がる。目をむいて、激情のままに行動する畑中少佐を黒沢年男が力演。「貴様の純粋な心には感銘する」と不本意ながら決起工作に協力する井田中佐の言葉は、畑中少佐ら決起派将校の心情を解く「鍵」となっている。彼らの決起工作は「こうなるであろう」「こうあらねばならない」という主観に立って構成され、国を思う我々の工作が成功しないはずがない、という自己陶酔に支えられている。名作である。



2.  とても良い Kazさん 書き込み日: 2007年03月02日

見事な演出と演技陣

終戦前夜から当日の軍内部の姿を描いた超大作。
東宝の8.15シリーズ最初の作品であり、大宅壮一の同名小説を岡本喜八監督が見事に描いている。
主演は当時の東宝オールキャスト総出演で三船敏郎と黒沢年男2人の
真剣な演技に当時の軍内部の葛藤が見事に再現されている。
あえてモノクロ作品で撮ったことにより、出演者の表情が鋭く描かれています。
岡本喜八の才能に脱帽します。
長い長い1日であったろう時の流れが、我々見る側も手に汗を握って同時進行します。
最後に流れる天皇陛下の玉音放送の中、悲しい結末を迎え長い1日が終わります。



3.  とても良い 戦争映画小僧さん 書き込み日: 2007年08月26日

すさまじいド迫力

 東宝俳優のすさまじいド迫力、圧倒的な存在感にただただ脱帽。何なんでしょうね、この緊張感は。この当時の日本映画は本当にすごいですね。とにかく感想にならないくらいに圧倒されました。ドキュメンタリータッチで玉音放送までの1日を描いているのですが、戦闘シーンなどがほとんどある訳でもないのに引き込まれていきます。監督の手腕・名優の演技・脚本等全てがすばらしい(黒澤年男の演技がちょっとおおげさ?)。現在の日本の映画界ではリメイクしても、ここまでの作品には仕上がらないでしょう。テーマもはっきりしていますしね、必見です。



4.  とても良い emir1969さん 書き込み日: 2005年08月17日

毎年8月にはテレビ放送するべき作品

内容の素晴らしさについては既に皆さんレビュー済みなのでトリビアを、

「一死以テ大罪ニ謝シ奉ル、神州不滅ヲ確信シテ」と書かれた阿南陸相の遺書は劇中にあるように割腹の際、血に染まった、遺書と自決に使われた短刀「靖憲」はその後靖国神社に奉納され、現在は境内の博物館「遊就館」に展示されています、目立つ形の展示方法ではないので行かれる方は終戦時展示室ではよく観察してください、なお陸相の書体は実に見事なものです、

天本英世演じる過激将校は戦後ずっと逃亡を続け時効後に鈴木亭に謝りにいったと伝えられています、

陸軍が主張していた本土決戦で一度は敵に損害を与えた上での講和には一理あります、すでにアメリカ国内では米兵の損害累増に厭戦気分が高まっており、もし本土決戦が行われれば万単位のアメリカ兵の戦死・戦傷は必定だったわけで(もちろんそれに倍する以上の損害を日本は受けたでしょう)、もし昭和20年秋まで戦争が長引けばポツダム宣言以上に譲歩した講和条件を連合国側が提示した可能性はとても高い、もっともその時には3発目4発目の原爆、そして北海道は完全にソ連が占領する形になったでしょうからプラス・マイナスを考慮すれば8月15日は遅すぎたとはいえ時期としては的を得ていたと考えます、



5.  とても良い ノスタル爺さん 書き込み日: 2005年06月18日

(玉音盤)終戦放送阻止に暗躍した陸軍の行動

かつて、東宝が8.15シリーズとして毎年夏に公開していたシリーズの第一作目。
以降のシリーズより、最も重圧でリアリティーのある展開で進展していく。
昭和の日本の夏を描かせたら、天下一品の岡本喜八監督の演出は、ここでも十分生かされてます。
娯楽重視の邦画全盛の公開当時は、「内容墳珍」などと言われたそうですが、
ありのままの完璧なドキュメント作品として、申し分ないくらいの仕上がりだと思います。
現在では到底、作れそうにない演技陣たちの緊迫した表情や
鬼気迫る陸軍兵たちの動き。ここへ出てくる黒沢年男、等の演技は
アカデミー男優賞なみであります。

再度、終戦放送にまつわる真実を、この作品でご覧頂きたいと思います。
真相に衝撃をうけることマチガイなし。



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