とても良い / 口コミ件数 : 4件
価格 : 3,801 円
最近は韓国ドラマがはやっているようだが、純愛にかけてはこの映画のほうが格段に上である。日本人ならこの映画を見ておく必要があるといえるほどの作品である。聾唖者の二人を演じる高峰秀子と小林圭樹の組みあわせがぴったりで、美しくもたくましい夫婦愛を見事に表現している。特に、手話で心を伝えるシーンの表現は大変に見事で、涙なくしては見られない。何度も見たくなる、宝物のような映画である。古い作品でモノクロ映画だが、テレシネも良くきれいな画像に仕上がっている。
この作品を観てから、高峰秀子・小林桂樹といったらこれがすぐに頭に浮かぶ。2人とも聴覚障害者を演じており、手話での対話を含め、互いに表情豊かで真摯なその演技にはひたすら圧倒され、感動した。劇中で度々出てくる「普通の人に負けないように」という台詞が強烈に印象に残る。自戒の意味を込めて、一度は観て欲しい愛に溢れた名作。それにしても、1930年代〜1960年代だけでも物凄い名画があるな〜と感嘆。日本の映画は、すごい。
この善意の言動は主人公の夫婦や妻の母親などを通して映画では語られます。しかし夫婦はそのやさしい愛情などを具現する演技者として、母親はどちらかというと語り部として登場するのです。この人たちを際立たせるのが世間一般の眼、なのでしょうが、特に肉親の中に姉と弟という男女がいて、同じ環境の中で育ったのに、うまくいかない人生を送るのです。このことは、幸せはどこにあるのか?という問題を提起します。それは「各個人の気持ちの中にある」というあたりまえすぎる結論ですが、観ていて私自身、自分を振り返るのは最適でした。「この家、家族さえあればどんなに辛いことでも耐えられる」というような台詞などは一例でしょう。そして監督は加山雄三さんを登場させまさに幸せの絶頂に主人公も観ている観客も持っていき、そこからどん底に突き落とします。これも「ハンディキャップ」のゆえ起こった事故だったのです。ですから現実の厳しさがあり、また音楽の林光さんが悲劇的な音楽をつけて観ているこちらまでいたたまれなくなるのですけど、このあと、息子の台詞の中に「親から継いだ善意の気持ち」を見出すことで完結するのでしょう。今の自分と照らし合わせるには誠に良い映画だと思います。恋愛シーンも美しく激しい感情を表現しております。
高峰秀子さんの出ている映画を、最近遅ればせながら貪って観ています。 顔の表情が多様で、どの作品も優劣ないほど素晴らしいです。まるで無声 映画を観ているような気分になりました。ハンカチ片手にご覧下さいませ。