良い / 口コミ件数 : 11件
価格 : 2,860 円
観て凄く感心したのは帰還兵の「怒り」の感情が凄くリアルに再現されている事だ。 表面上何も変わらないように見えても、その下には何故自分たちはああいう目に遭わなければならなかったのかとか、戦争はけしからんと思っていても自分たちの誇りと名誉は戦える国、強い国アメリカという事なしにありえないので、怒りは絶えず逆流し、「自分たちの苦しみを分かって欲しい」という思いと「お前たちに俺たちの気持ちが分かってたまるか」と言う気持ちが交差し、周囲への理不尽な怒りとなって現れる。それは単純な暴力とかではなく、友人や恋人、家族との関係の選択という形で起きてくるさまが描かれているのに感心した。 一番戦争の恐ろしさを痛感させられるのは、登場する兵士のうち、一人だけが戦地へ戻る理由である。それは今のアメリカの象徴であり、戦争が日常化した今の世界全体への重大な警告だからだ。
「戦場の悲惨さ」よりも「帰国してからの悲惨さ」に焦点が絞られている点が大きな特徴といえる。 身体的な傷を負った兵士も、一見無傷な兵士も例外なく「心」に大きな傷を負った実に多く兵士たちが、この作品の主人公。一番の悲劇は「帰国したのにも関わらずどんどん広がっていく傷」。彼らにとっての救いは「苦しみと戦っているのは自分だけではない」「同じ悩みを持った者がいる」という点ではなかったろうか。 しかし、それは苦しみを消すわけではない。 自分なりの解決を見る者もいれば、何としても見つけられない者も。 ラストでは「各兵士たちの行き着いた先」を見せる。悲喜こもごも。 皆が立ち直れないわけではないという点が、立ち直れない者たちの悲劇性を倍加させていた。
この映画を見ていろんな意味で衝撃的でした。なかでもジェシカビールが演じる爆発により手を失ったシングルマザーの所は見ていて涙が出てきました。アメリカに帰ってきても戦争に行った人にしかわからない事がたくさんあることが良く分かります。最後にこの作品を見る人は社会派ドラマですのでブラックホーク・ダウンみたいな銃撃戦の凄い感じの作品ではありません。ですから銃撃戦などは期待しないで下さい。そういう作品を期待してみるとガッカリするからです。
いい加減、分からないんですかね?そんなに銃撃戦が見たいなら戦場に足を運ぶ事をオススメします。激しい銃撃戦の裏には誰にも分からない、戦場に行った者にしか分からない事が有りすぎるんだな…と思いました。その裏を見ようともせず、銃の撃ち合いが見たい?バカげてる。
戦場から無事に帰還したものの、戦場と本土の温度差等でPTSDに悩むアメリカ兵を描いた作品です。 戦場の舞台はイラクです。 テロリストが点在する中アメリカ軍がイラクで活動しているという設定です。 戦闘シーンのみを追求したい人は、少々退屈かもしれません。ちなみに、戦闘シーンは大きくわけると、冒頭のみです。 アメリカ映画というと、英雄的内容が多いですが、これは少々違います。 かなり現実的な側面を強調する内容です。 帰還しても、なかなか戦場でのことを忘れられず、怒り、悲しみ、恐怖といったPTSDの症状が現れる。 帰還兵が、PTSDと向き合いカウンセラーを受けつつ新しい人生を模索する作品です。 もくもくと、拝見してしまいました。